公共施設マネジメント、市民への周知と実行段階へ。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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公共施設マネジメント、市民への周知と実行段階へ。

代表質問の内容です。

順次アップしております。

 

 

質問の趣旨

人口減少、厳しい財政状況の中で、すべての施設を維持管理更新していく余裕はありません。そのために施設の縮小や複合化、統廃合も進めていかなければなりません。

 

今様々な資料を作っているものの、実際に統廃合等は非常に難しく時間のかかるものなので、資料作成はこの程度にして、そろそろ実行段階に移っていくべきではないか、という趣旨です。

また、実行にあたっては市民への説明も必要ですし、今の状況「すべての施設を維持管理すればどれくらい費用が掛かるか」であるとか、「市としては長期目標として公共施設の延べ床面積を縮小させる方向」といったことを早い段階から周知をしていくべきという話もしております。

 

 

 

 

 

ちなみに、こういう状況ですので、「お金をもらったから観光交流施設を建てる」といった安直な発想で新しい施設を整備すべきではないんですよね・・・・。

↓↓↓

 

私がうるさく言ってきたせいなのか、当初は「施設の設計と管理運営を一体的に発注するPPP手法等についても検討」と言う答弁もありましたが、細心の答弁では、「民設民営を基本」ということですので、市の負担はないと思いますが注視してまいります。

 

質問の詳細

【質問】

公共施設マネジメントについて、お聞きします。「公共施設の集約化をめざした公共施設マネジメントシステムの再構築に取り組む」とのことですが、まずは、具体的にどのようなことに取り組まれるのか、お聞きします。

【答弁】

公共施設マネジメントについて、お答えします。人口減少への対応として、将来を見据えた中で公共施設等の総量や配置、規模の最適化や維持管理費の縮減に向け取り組むことは重要な課題です。このため、これまでから行っている施設評価について経年比較を加えるなど評価資料のさらなる充実とともに、公共施設等の有効活用を、より一層推進できる仕組みづくりなど公共施設マネジメントの取り組みを強化していきます。

【質問】

これまで蓄積してきてきた施設評価の活用なども含め、公共施設マネジメントの推進が図れるよう、しっかりと検討いただきたいと思います。これまでも資料は十分作っているので実行段階に移っていただきたいと思っております。そもそも市が公共施設マネジメントに取り組む目的は、このまま公共施設を維持し続けると、生産年齢人口の減少による税収減や、施設老朽化が進行することを背景とした改修や維持管理にかかる経費が財政を圧迫し続け、そのことが市民サービスの後退にもつながりかねないからです。そのため、私はこれまでも用途廃止を待つだけでなく、現在活用している施設についてもあり方検討を進め、積極的に延床面積の縮減を進めるべきだと意見してきたところで、今後、市民にも、こういった市のおかれた状況を説明しながら、取り組みを進めていただきたいと思いますが、見解を伺います。

【答弁】

公共施設については、将来の市民負担を見据え、人口に連動させて適正に管理していく必要があると考えており、そういった本市のおかれている状況をはじめ、とくに市民サービスへの影響が大きい集約化や複合化などにおいては、しっかりと説明責任を果たしながら取り組んでいく考えです。

【意見要望】

既存施設の廃止や集約化は、市民にとっても大きな問題であり、市は、市民としっかりコミュニケーションをとっていただき、本市のおかれている状況について理解を得たうえで、取り組みを進めてほしいと思います。また、職員の皆さんについても、しっかりとコスト意識をもち、施設利用や老朽化の状況を踏まえて検討を進めることで、将来につながる取り組みとしていただくよう意見いたします。

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