にぎわい施設はイベント日以外をどうするか。駅前に子どもの一時預かりを。そしてサンプラザ3号館の市の床の有効活用の議論を。
一般質問の内容です。
枚方市駅周辺再整備についてです。
質問の趣旨
- スケジュールの確認
- 観光ステーションは本当に必要か?
それよりも子どもの一時預かり施設を作り、ショッピングやランチの時に預けられる場所の方がニーズが高いのではないか。 - 駅前再整備に伴い、空く床(サンプラザ3号館の5階など)の有効活用の議論を切れ目なく
の3点について質問しております。
1については、これだけのビッグプロジェクトですので、なかなか意見集約ができず遅れること自体は致し方ないと思いますが、遅れるなら遅れるで議会や市民としっかりと情報共有していく必要があります。
2については現状の観光ステーションの来客数を伺うとともに、それだけ少ないのであれば、他の用途(一時預かり) に転用したほうがいいのではないか。という話です。
↑今はまだ観光ステーションという位置づけで菅、質問のやり取りの中で、一時預かりなども前回よりは少し市としても前向きに考えてくれつつあるように思えます。他の商業施設などででも買い物中預けられるような場所がありますのでそういったのを参考にしていただきたいですね。
- https://www.city.fukui.lg.jp/fukusi/kosodate/sien/nobinobi.html
- https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/hiratsuka/shopguide/703531.html
- https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/koshien/service/kids_service.html
- https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/yokohama/shopguide/702011.html
子育て中の親はリフレッシュできないという声が多いので、子どもを預けてランチや買い物するなどリフレッシュにも使っていただきたいと思います。
一時預かりのニーズはあるのですが、利用率は低く、場所的、金銭的、心理的ハードルがあるようですが、駅前にあれば比較的ハードル低く預けられるのではないでしょうか。
育児疲れからリフレッシュしたいのであれば一時預かりを利用すればいいのではと思うのですが、なかなか利用できない状態になっている件。
3については、公共施設の有効活用という観点で、空きが出るのがわかっているのであれば、早いうちに次の活用方法を考えておきましょう」について、スケジュールの確認です。来年度(令和4年度)から議論に取り掛かる予定とのこと。移転までにはしっかりと決めてほしいですね。
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先日の委員協議会でのやりとり。
質問の詳細
【質問】
本事業について、③街区のまちづくりは建物整備に向け取り組まれていますが、④⑤街区については、今年度、市有地の有効活用を検討するとしており、本年7月の全員協議会において、この12月に「④街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツ(案)」を議会に報告するとの説明がありましたが報告がされておりません。
今回、その報告を延期された具体的な理由と今後のスケジュールについて、お聞きします。
【答弁】
④街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツ(案)につきましては、その検討を進めるため、本年夏から実施しましたワークショップや北大阪商工会議所との意見交換などによる意見聴取を実施いたしました。その結果を踏まえ、本格的なスポーツ・伝統芸能・文化を楽しめる機能をはじめ、公園・広場との親和性のある商業、インキュベーションなどの業務、定住・交流促進に寄与する住居などの機能を複合的に誘導するための検討に時間を要している状況であります。
市としましては、財政状況などを踏まえた上で、将来のまちづくりを見据えてしっかりと時間をかける必要があると考えています。
現在、検討している主な内容としては、コンテンツの内容とあわせて具体的な施設配置や、公園・広場を含めた土地の形状、区画道路の線形などの項目について、実現性やまちの魅力向上などの視点で、地権者や関係者などから様々な提案や意見を聴しながら、最終的には「④⑤街区における市有地の有効活用の考え方(案)」として整理していく予定であります。
なお、今後のスケジュールとしては、来年2月に取り組みの進捗と今後の予定についてお示しできればと考えています。
【意見要望と質問】
今後のスケジュールとしては、来年2月に示していただけるということですが、遅れるなら遅れるで、もう少し早いタイミングで報告があっても良かったと思います。これまでも申し上げておりますが、枚方市駅周辺再整備は市にとってもビッグプロジェクトですので、議会とも関係事業者、市民とコミュニケーション取りながらじゃないと進めていけない案件ですので、しっかりとコミュニケーションを密にしていただくようお願いいたします。
また、現段階の検討内容として、様々な案がありますが、にぎわいとは何か、どのような経済効果や周遊効果が見込めるのかということはしっかりと示していただきたいです。スポーツや伝統芸能などの場合は試合やイベント当日は集客効果が見込まれますが、そうじゃない日にどうするかもしっかりと考えていただきたいです。
また、現在、京阪枚方市駅の東口に位置する観光ステーションが、市駅周辺再整備において一階に移転するとのことですが、この観光ステーションについて、7月の全員協議会において、来訪者数の現状について質問させていただき、本当に観光目的で来られた人数について詳細な再調査をお願いしたところですが、まず、その結果についてお聞きします。
【答弁】
観光ステーションにおける来訪者については、11月の実績報告によると、観光に関する問い合わせは43件、友好都市などの物販購入者については、826件でした。また、その他周辺案内などにおける問い合わせは381件となっています。
【質問】
今、この観光ステーションでの来訪者数について答弁いただきましたが、本来の目的である観光案内に関する来訪者は非常に少なく思います。その他周辺案内などの問い合わせは381件ということですが、近隣の商業施設がどこにあるかとか、トイレがどこにあるかとかの問い合わせとお聞きしており、観光ステーションとしての本来的な機能ではないと思います。
このような状況の中、観光ステーションの運営に支出する委託費に対して費用対効果が生まれているのか、現状の観光ステーションは本当に必要なのか疑問に感じます。
また、私はこれまでも、ステーションの在り方についてお聞きしてきたとおり、これまでの物販やチラシ配下などではなく、新たな機能を持たせ、さらに活性化につながる施設にしてはどうかと考えています。
たとえば、ショッピングモールの「ららぽーと」では、託児所を運営されていたりもしますし、福井市の駅前ビルでは、「買い物やイベント、行事への参加などで一時的に、子供を安心して預けることができる、“子ども一時預かり所”を開設されています。
これから、枚方宿エリアや市駅周辺、河川敷エリアを面でとらえた、市駅周辺全体でにぎわいづくりも進めていくとのことですので、子育てをしている市民も、より各催しなどにも参加しやすくなるよう、このような施設の必要性についてはどのようにお考えか、市の見解をお聞きします。
【答弁】
現在、移転に伴い改めて新たな観光ステーションの機能について検討を行っているところでございます。今後の市駅周辺を取り巻く環境の変更に合せさらなる周遊を促す仕組みについては、重要であり必要性は高いと考えておりますが、市民ニーズがどこにあるのかもしっかり把握した上で、検討を進めてまいります。
【意見要望と質問】
現在公民連携などの取り組みも進めておられるところですし、たとえば、今、観光ステーションで行われる物販なら、併設する京阪百貨店と連携して友好都市の物産販売もできるのではないでしょうか。
さきほど、子供の一時預かり所についての考えを答弁いただきましたが、このような施設が有れば、在宅で育児をされている方々が子どもを預けてリフレッシュ目的でショッピングやランチに来ることもでき、周遊人口の増加に効果が有ると思います。
もちろん、観光の観点から必要な案内機能も多少はあって良いと思いますが、その機能において、本当に必要な床面積をしっかりと精査していただき、後のスペースは有効活用できるよう、他部署ともしっかり連携し、改めてゼロベースで検討されるよう、強く要望しておきます。
また、令和3年6月定例月議会において、公共施設の用途廃止後に活用の検討が何年も続いている事例がみられることから、施設の活用に空白期間が生じないようにしてほしいと要望し、総合政策部からは速やかに次の利用に供することができるよう、スケジュール感をもって検討を進めると答弁をいただいたところです。
そこで、市駅周辺再整備事業で生じる公共施設の跡地、たとえばサンプラザ生涯学習市民センターなど③街区の整備に伴い用途廃止される施設の活用については、今後、どのようなスケジュールで検討を進める予定なのか、伺います。
【答弁】
市駅周辺③街区の整備によって生じる、生涯学習市民センターなどのサンプラザ3号館内の市が所有する跡地につきましては、再開発建物への移転時期を踏まえ、有効活用を図ることができるよう、今年度、条件整理に着手したところで、令和4年度に公共施設マネジメント推進委員会において具体的検討に取り組む予定です。
【意見要望】
以前の議会でも言いましたが、枚方市駅周辺は官民連携まちなか再生推進事業に採択され、HUB協議会で未来ビジョンの策定に向けて、議論されていますが、官民連携まちなか再生推進事業の補助対象事業の中には、地域交流創造施設という項目で、既存施設をリノベーションしてコワーキングスペースの整備する費用の補助というもあるようです。サンプラザ3号館は駅直結のビルですので、一定ニーズもあると思います。官民連携でリノベして、民間が運営し、共益費等を負担していただくという活用の仕方も選択肢の中に入れていただいて、空白期間がないように議論を進めていただきたいと要望いたします。