3月定例月議会初日。
本日は3月議会初日です。
市政運営方針や当初予算が示されました。
市政運営方針・・今年はこういう事業を新しくやる、力入れてやる、等の発表
当初予算・・今年はこういう事業に新しく予算を使っていきますよなどの発表
これまでに提案してきたものがどうなったかをチェックする場でもあります。
市政運営方針を見て、私の感想、コメントを市政運営方針を引用してまとめていきます。
評論家みたいになってしまうかもしれませんが、「市長の政策についてどう思う?」と聞かれることもあります。是々非々で対応しており、「この部分については木村はこう思う」、といった形で私の考えをお伝えできればと思います。
全ての項目に対して書いていくとキリがなくなりますので、ざっと聞いた・読んだ時点でのものとなっております。
この部分についてはどう思う?というのがありましたらお問い合わせください。
市政運営方針の全文はこちらにあります。
子育て環境の充実
貧困、いじめ、虐待、引きこもり、不登校など、子どもをめぐる問題は深刻さを増しています。一人ひとりに寄り添った支援を「社会総がかり」で届けるため、保護者・地域・学校園・事業者など、さまざまな主体と連携し、地域社会全体で子どもを守る取り組みをさらに強化します。
それぞれの子どもの状況に応じた支援を、「総合的・継続的・重層的」にしっかりと届けるため、「子ども見守りシステム」を構築するとともに、子どもを守る仕組みづくりを一層推進します。
この部分は私も以前から提案していた話です。ぜひ進めていただきたいです。
仕事と子育ての両立を支援するため、私立保育所(園)12園において就労応援型預かり保育を実施し、待機児童の受け入れを行います。また、年度途中の転入や育児休業明けの保育ニーズに対応するため、蹉跎西幼稚園跡施設を活用した「待機児童用保育室」を本年秋に開設し、通年での待機児童ゼロをめざします。
待機児童対策という点では、いいことなのですが、一時預かりのニーズはもっとあるのに預けられていないのではないかと思っています。そのため、一時預かりについてもっと預けたい人が預けやすいようにすることも必要だと考えています。
以前に市が調査した時の結果では、一時預かり事業の認知度は82.4%、利用希望は47.0%、利用度は18.7%。だいたいの人は知ってて半分くらいの人は使いたいと思ってるけどそのうちの半分の人も使っていない状態です。これをどう解釈するか。
— 木村亮太@枚方市議会議員 (@kimura_ryota) February 18, 2021
以前の子ども子育ての計画の時でも一時預かりなどのニーズは高いんですよね。特に「子育てが辛い」と思ってる親ほど。日常的な悩みは最新のものと変わらず「時間」と「お金」 pic.twitter.com/rXNQFO1Anl
— 木村亮太@枚方市議会議員 (@kimura_ryota) February 22, 2021
ニーズはあるのに預けない理由は今深堀中です。
放課後の安全な居場所づくりに向けて、4月から総合型放課後事業「放課後キッズクラブ」を、土曜日及び三季休業期での実施で4か所の小学校に先行導入するとともに、平日を含む本格導入に向けた検討を進めます。
予算のこともあるのは承知ですが、残りの41小学校ではまだ実施されないので早期に全学校に導入を。
ひとり親家庭等を取り巻く環境が、経済的にも社会的にもさらに厳しい状況にあることを踏まえ、(中略)新たに養育費確保に向けた総合的な相談支援体制を整備するなど、一人ひとりに寄り添う伴走型支援を強化します。
しっかりと情報が必要な方に届くように制度の周知を徹底していただきたいです。
教育環境の充実
中学校の全員給食については、財源確保の検討など、実現に向けた対応を進めます。
毎年申し上げていますがあまりニーズが無いように思いますので、一時ストップでいいのではないでしょうか?選択制なので必要な方は選択していただければ大丈夫です。最大50%まで対応できる状態で実際の喫食率は35%程度です。
全員喫食にすると
- 初期費用:約3億円
- 毎年の費用:約5億円
の費用が掛かると試算されています。
魅力ある都市基盤の整備
メインで枚方市駅再整備についての記載があります。
その点については、これまでの記事もご参照いただければと思います。
私の最近の意見は
- 駅前の大空間は必要
- コンパクトな市役所(電子申請が進む、テレワークが進む、などから従来のような市役所は不要、もしくは必要最小限でいいという意味です)
- 市有地を本当に売却するかどうかは考えるべき
- 駅前に140㎡の観光ステーションって必要?
などです。
京阪本線連続立体交差事業については、令和4年度の鉄道高架化の工事着手を目途に取り組みます。光善寺駅西地区市街地再開発事業については、引き続き、権利変換手続きなどの支援を行い、良好な駅前環境の整備と地域の活性化を図ります。
平成31年・令和元年(2019年)から工事着手の予定でしたが残念ながら遅れておりますね。国からの補助金が予定通りに交付されてなかったため、市としてはやむを得ない部分もあると思います。
以前に工事の進捗状況をまとめた記事です。↓
産業・観光の活性化
枚方宿地区内の幼児療育園跡地を観光交流施設として活用するための検討を進めます。
市民の方から2億円もらったからといって、維持管理コストのことや、公共施設マネジメントの視点(人口減少時代の中、公共施設の総量圧縮)を欠いたまま、新しく施設整備を進めるのは非常に危険です。よくよく建てるのかどうかも含めて検討していただきたいです。
健康・福祉のまちづくり
国保データベースシステム(KDBシステム)等のデータを分析し、把握した地域の健康課題をもとに、医療専門職による健康教育、健康相談等を実施し、健康活動の活性化を図ります。併せてさまざまなツールを活用したデータ取得方法等を検討し、健康づくりなどの分野において、より効率的・効果的な施策の展開や、成果連動型民間委託方式(PFS)などの取り組みを検討します。
持続可能な社会保障制度のためにもぜひ進めていただきたい点です。
私も議会で提案しておりました。
行財政改革
市民の利便性の向上と新型コロナウイルス感染症対策として来庁機会を減らすため、申請・届出等のオンライン化を進めるなど、電子申請サービスの拡充を図ります。また、LINE公式アカウントについては、希望する人に必要な情報を迅速に届ける配信機能を搭載するなどの機能強化を行うなど、利便性の向上を図ります。
全ての手続きをオンラインでできるように取り組みを進めていただきたいですね。市役所の中の意識がまだついてきていない気もしますが。。
LINE公式アカウントのセグメント配信も提案しておりました。
病院のブランドイメージを高め、選ばれる病院となるため、民間の専門家によるノウハウを活用し、ホームページや刊行物などを統一的に刷新する新たな情報発信を展開していきます。
詳細を確認しないと行けませんが、行政の情報発信はどうしても、市民の方に届いていない、伝わっていない、ということが多いので、病院事業のみならずすべての市の情報発信で取り入れていただきたいなとも思います。
書き出すとキリがないですがひとまず以上で公開いたします。また追記をしていくかもしれません。
市政運営方針に対しての所感をブログにまとめました。