子どもの情報を集約し定点観測し、必要な支援を。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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子どもの情報を集約し定点観測し、必要な支援を。

一般質問の内容、教育と福祉の連携について、です。

 

 

この質問は、一言で言うと、

箕面市のように、子どものデータを定点観測していく仕組みをつくってはどうか、というお話です。

 

箕面市のことについて書いている記事はコチラです。

箕面市の教育の取り組みはやはりすごい、データ管理して一人一人に向き合っています。

将来的には、

  • 子どものデータが定点観測できる
  • 本人や保護者もそのデータをオンライン上でログインしてみることができる
  • 苦手な分野がわかり、自習システムと連動できる
  • 学校の欠席連絡などの諸手続きもオンライン上(もしくはスマホ)でできる

というようになっていけばいいなという考えでの質問です。

 

 

 

【質問】

「3.子育て支援について」のうち、「(2)教育と福祉の連携について」お伺いします。
子どもの貧困が社会問題となるなか、箕面市では、「子ども」をキーに、学校や市役所内に分散している情報を集約し、生まれてから大人になるまでのデータを蓄積し、組織的に引継ぐとともに、情報を定点観測することで、子どもの変化を見逃さずに支援につなげる「子ども成長見守りシステム」を実施されています。

 

(以前は、目に見えて問題がある子どもだけが課題の対象となり、一時的・場当たり的な支援しかできなかったところが、「子ども成長見守りシステム」を構築したことで、これまで見過ごされていた)

これにより支援を要する子どもを客観的データにより見つけることが可能となり、アプローチできるようになったと聞いています。
市長は、先の所信表明で、子育て・教育・健康・福祉など行政の各分野が持つ「子どもの情報」を共有化し、効果的で切れ目のない支援体制を構築していくことを示されましたが、箕面市のようなシステムを参考に取り組みを進めていけば、効果的な体制が整備できるのではないかと考えますが、見解についてお伺いします。

 

【答弁】

次に、「3.子育て支援について」のうち、「(2)教育と福祉の連携について」お答えします。
子どもたちが健やかに成長していくためには、支援が必要な子どもとその家庭をより早期に把握し、支援につなげる仕組みづくりが必要であり、そのためには、行政各分野で得た「子どもの情報」を、プライバシーに配慮しながら適切に引き継ぎ、連携して支援につなげていく必要があります。
本市では、11月下旬に、庁内横断的な検討組織として、「子どもを守るプロジェクトチーム」を設置し、子どもの情報の共有化の手法や支援のあり方などについて、他市の先行事例も参考にしながら検討しているところでございます。
引き続き、子どものたちへの切れ目ない支援体制の実現に向け、効果的な手法を検討してまいります。

 

【意見要望】

子どもや子育て家庭の情報を蓄積・管理し、定期的にデータ観測を行えば、支援の漏れを防ぐことが可能となり、課題の早期把握、早期支援につながると考えます。
できるだけ早期に、情報の共有化の手法を検討し、支援体制の充実に努めていただきたいと思います。
また、子どもの情報をシステム管理することで、例えば、学力や体力の変化、本人やご家庭にわかりやすく情報提供できるなど、さまざまな活用が期待できると考えますので、ぜひ、効率的で効果的な管理方法を検討いただくよう要望します。

 

 

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