子育て世代からは朝の預かり事業のニーズがあるのではないでしょうか。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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子育て世代からは朝の預かり事業のニーズがあるのではないでしょうか。

私は議員時代に子育て支援として、子育て世代の経済的支援とともに時間的支援を実施してきました。

 

子育て支援には経済的支援とともに時間的支援が必要

子育てにはお金がかかる、というのとともに、もう一つの悩みが、核家族化と女性の社会進出が進むことで、子育てと仕事をしていると時間が少なくなる、しかし、周りに実家がなく頼れる人が少ないので親自身が自分の時間が取れないことと考えています。

 

※「親は子育てするのが仕事」と言われるかもしれませんが、親も親の時間は必要だと思いますし、子育てだけに追い込まれないことが大事かと思います。

 

実際に枚方市のデータ(第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画策定時のアンケート)でも、こんな感じです。

 

就学前児童の保護者では悩みの1位が「時間」

※緑色がH30調査(N=1,831)、グレーがH25調査(N=1,594)

 

小学生がいる保護者の悩みでも2番目の悩みです。

※緑色がH30調査(N=1,761)、グレーがH25調査(N=1,138)

 

ということで、実際、これまでブログでも市のアンケートデータをもとに

 

  • おむつの持ち帰りの廃止
  • 保育園でのおむつのサブスク、ふとんのリース(手ぶら登園)
  • 学童の夏休みの昼食の提供
  • 一時預かりの利用促進
  • 子育て関係にかかる手続きのオンライン化

 

などを提案してきました。任期中に実現したものとそうではないものがあります。

 

そういう中で、色々と調べものなどをしているうちに、気になる取り組みを見つけました。

それがこちらです。

大磯町の朝の子どもの居場所づくり事業

 

神奈川県大磯町HPより転載させていただいております。

朝の子どもの居場所づくり事業とは?

 小学校の始業前に、学校施設などを利用して、子どもたちが安全・安心に過ごすことができる居場所を設け、子どもたちが心豊かで健やかに育まれる環境をつくる事業です。

保護者の方がお仕事などで、朝、早く出かけてしまい、お子さんが一人になってしまうご家庭の方、また、地域の方や他学年のお子さんとの交流をさせてみたい方は、是非、ご利用ください。

大磯町では、安全管理のための見守りなど、保護者や地域の方々のご協力を得て事業を実施します。なお、事業の運営は、社会福祉法人に委託して実施します。

朝の子ども居場所づくり事業の内容

1.対象者

 大磯小学校、国府小学校へ通学し、朝の子どもの居場所づくり事業に会員登録をした1年生から6年生までの児童

2.実施日時

 ●実施日:毎週月曜日~金曜日

※土曜日、日曜日、祝日、学校のお休みの日は実施しません。

●実施時間:午前7時15分から登校開始時間まで

※利用者は、午前7時50分までにお越しください。

3.活動内容

 早朝ボランティアの方々が見守りを行う中で、自主学習や交流活動、運動などを行います。

4.実施場所

 各小学校の学童保育施設などを利用します。

 

 

まとめると

学校の始業時間は保育所に比べると遅い。

そのため、小学校に入ると親が働き方を変えないといけない、子育てと仕事の両立が難しい、という問題が出てくるという問題に対して、小学校の始業前に学校で子どもを預かる事業を大磯町で実施しており、NHKでも取り上げられているということです。

 

 

関テレでも保育園と小学校での預かり時間の違いについての特集があり、図も出ておりましたので、わかりやすいので参照させていただきます。

子育て世代が直面する“小1の壁” 「小学校があと30分早く始業だったらな…」 朝も夕方も親は時間との戦い 一方で”勤務は午後4時まで”子育てに優しい会社も(2023年04月21日)

 

実際のところニーズありますか?

小学校で朝の預かり事業が実施されると助かる保護者は一定数いると思うのですが、実際のところいかがでしょうか?

 

実施するとなれば、地域の方の協力なり、予算を充てるなりすることになりますので、そこまでのニーズがあるのかないのか知りたいところです。

 

 

現役議員じゃない私の議員をどなたが見ているかわからないですが、またご意見いただければ幸いです。

私が現役議員ならissues使ってリサーチしますね。

↑こんな感じトピック立てて、地元の方の意見を聞くことができるサービスです。

(今運営に少しだけ携わっているのでしれっと宣伝させていただきます)

もちろん、独自でアンケートフォーム作って集計とか、知り合いにLINEで聞くとかでもいいと思います。

 

 

 

ちなみに、朝の預かり事業を実施している神奈川県の大磯町は2003年以降議会での女性議員比率がずっと50%を超えているらしく、結構珍しいことです。

参照元はコチラ

 

町議会議員の女性議員比率は全国平均は12.2%、神奈川県平均でも25%↓

ともちろん大磯町議会はどちらも上回っています。

 

女性議員が多いことでこういう子育ての細やかな政策があるのかもしれません。

詳細リサーチしたわけじゃないので、実施に至った経過は職員発案かもしれないですし、地域住民からの声があったからなのかもしれません。

 

枚方市議会は2023年12月時点で、32人中11人が女性議員です。比率でいうと34%、3人に1人が女性議員です。大磯町ほどではないですが、全国の市区町村平均の18.1%、大阪府平均の22.3%も上回っています。

全国の女性議員の比率などは↓を参考にしています。

内閣府男女共同参画局HPより

また、女性だからと言って議会内の役職が冷遇されるということもないと思います。私が副議長の時の議長は女性でしたし、過去には議長も副議長も女性議員ということもありました。

 

こうやってみると、東京都の地方議会は女性比率が高いですね。平均で31.6%。東京都の自治体は子育て政策が充実している印象があり、財政的に豊かでやろうと思えば予算をつけることができるというのが第一の理由かとは思いますが、女性議員が多いことも一つの要因かもしれません。

 

 

これまでの関連記事はコチラです。

一時預かりの利用促進についてはマニフェスト大賞のエリア選抜にも選ばれた政策です。議員向け勉強会のセミナーでも話をしており、他市のHPのメッセージの打ち出し方を見ていると以前に比べて「リフレッシュで預けて良いですよ」という書き方を増えているような気がします。

 

手ぶら登園の取り組みも、推進している「おむつの持ち帰りをなくす会」がマニフェスト大賞のエリア選抜に選ばれております。

 

 

 

 

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