保育所の民営化、仮設園舎無しでも大丈夫か?
11月27日に開催された教育子育て委員協議会での発言です。
阪・桜丘北保育所の民営化について。
今後のスケジュール
- 令和2年11月~保護者・地域等への説明
- 令和3年4月運営法人の募集について社会福祉法人等へ周知
- 8月~12月公募・決定
- 令和4年4月運営法人への引継ぎを開始
- 令和5年4月運営法人による保育の開始【民営化の実施】
- 6月運営法人による施設改善等の着手
- 令和6年3月施設改善完了※内容によっては令和6年度中になることも
民営化については、財政上、進めていかざるを得ないと思っております。理由についてはこちらの記事をご覧いただければ幸いです。
今回は、場合によっては現地建て替えもあるということで、園児に負担がないのかを確認しました。
保育の質については、他市の事例も紹介しました。
【質問】
これまで枚方市の保育所民営化では、仮設園舎をたてて、施設の建て替えをするとともに定員増を行ってきたと思います。
今回は最終的には法人からの「提案型」になるとは伺っておりますが、仮設園舎を建てない現地での回収を想定しているということです。
そうなると、保育をしながらの工事となりますが、子どもたちの安全が確保されるのかが気になりますが、その点についてはどのように考えているのか伺います。
【答弁】
これまで~民間施設においては、保育をしながらの現地での施設改修を実施しています。現在も、民間施設4施設において、保育を提供しながら大規模修繕を実施していますが、保護者に丁寧に説明するとともに、資材の運び込みなどを週末に行う、音の出る工事は午睡時間をさけるなど、保育環境を維持するために様々な工夫をされています。
今回の民営化においても、施設改修の際には、法人に対して丁寧な対応を求めてまいります。
【意見要望】
引継ぎをしっかりとしていただいて、工事も負担にならないように民間保育所でやっているやり方も参考にしていただきたいと思います。
また、私立保育所になると保育の質が下がる、おっしゃる方もいらっしゃいますが、私立であろうと公立であろうと、枚方市の保育はこういう質を担保しています、というのを決めておくのが重要と思います。
東京都の中野区では区で独自に保育の質ガイドラインというのを策定しております。
枚方市もこういった事例を参考に保育の質を担保するとともに、保護者にも示していただきたいと要望しておきます。