渚西臨時保育室が開所しますが、臨時保育室の利用者は少ないです。原因の一つは第2子無償化対応していないからでは?
6月10日本会議初日の会派の小池議員の質疑です。
渚西臨時保育室設置に向けての条例改正です。
枚方市には待機児童用保育室としてさだ西臨時保育室がありますが、利用者が少なく、渚西臨時保育室を設置しても同じように利用者が少なくなる可能性があります。
利用されていない原因は、認知度が低い、立地、お金ということです。認知度については、今回保育所に入所できない方に一斉案内もしていますので一定解消されています。立地については、今から場所を物理的に動かすことは難しいです。
お金の面については、市として対応の余地があります。そのため、待機児童用の臨時保育室、利用者が増えないのであれば、第2子無償化も検討しては?
という内容です。
(※保育所であれば第2子無償化対象なので、利用者が多い少ない関係なく、無償化でいいと思います)
私も以前の議会で言及しております。
2022年3月議会代表質問
2021年12月議会一般質問
待機児童対策をもっと。3歳の時点でやむなしで幼稚園を選んでいる人が3割?待機児童用保育室の利用率が低い原因分析と改善策を。
質問の詳細
【質問】
ただ今上程されました、議案第13号 枚方市臨時保育室条例の一部改正についてお聞きいたします。
令和4年秋に市内2つ目の臨時保育室として、渚西臨時保育室を設置するためこの度の条例改正が上程されています。
渚西臨時保育室の設置の前に、令和3年10月に開設した蹉跎西臨時保育室の利用状況及び臨時保育室設置による効果が気になるところです。
そこで、まず、蹉跎西臨時保育室の利用状況について、受入児童数、入室児童の歳児や送迎手段も含めて詳細をお聞きします。
【答弁】
蹉跎西臨時保育室の昨年度の利用状況ですが、受入れ児童数は、最も多い月で9人、最も少ない月で7人となっており、入室児童の年齢の中で最も多かったのが0歳児、次に1歳児、2歳児の順で、3歳児以降はおられませんでした。送迎手段は、自転車・徒歩の方が最も多く、次に車、その他公共交通機関をご利用されている方もいらっしゃいました。
令和4年度当初の利用児童数は、1歳児1人ですが、6月には0歳児が1人、7月には0歳児、1歳児がそれぞれ1人ずつ入室し、延べ4人となる予定です。自転車や徒歩などの比較的近隣にお住まいの方のほか公共交通機関をご利用の方もおられます。
臨時保育室は、育児休業明けや転入など年度途中の保育需要に対応するための施設であることから、例年育児休業明けや年度途中の転入により保育需要は増加することから、今後利用が増えるものと考えています。
【質問】
やはり利用人数をお聞きしますと伸び悩んでいるように思います。また、この利用状況をお聞きすると、渚西臨時保育室を設置しても果たして利用があるのか心配になります。
令和4年3月の代表質問において、我が会派の木村議員が、利用が伸び悩んでいる要因を分析し、保育料が要因であれば、市独自の第2子以降保育料無償化を導入してはどうかと提案したところ、市長は、まずは、認知度が低いという課題について対策を講じた上で、その必要性について、様々な角度から検討すると答弁されています。
そこでお聞きしますが、認知度が低いという課題についてどのように対応されたのでしょうか。また、保育料について、市独自の第2子以降保育料無償化を臨時保育室の利用にも導入することについて、現時点でどのようにお考えか、改めてお聞きします。
【答弁】
蹉跎西臨時保育室については、地域の情報誌や本庁舎内の市政情報モニターでの周知に加え、令和4年度当初の入室に向けては、令和3年12月1日時点で希望する施設を利用できていない方377人を対象に周知を含めてアンケート調査を各自宅へ実施しました。また、令和4年度の入室募集に関しては、令和4年1月下旬に1次利用調整で入所保留となった845人に対して、また、2月下旬にも光善寺駅周辺の施設を希望する0~2歳児で入所保留となった44人に対してご自宅宛てに入室案内を送付しました。
市独自の第2子以降保育料無償化については、保育所入所者に適用されるものが、保育所を待機となった方に適用されないといった点では、課題があると認識しています。引き続き、他の類似目的で設置した制度との整合性など様々な観点で検討していきます。
【意見要望】
それだけ周知をされて現在利用者が1人ということですので、やはり保育料の負担が利用に大きな影響を与えているのではないかと考えます。
是非前向きな検討をお願いします。
今年度当初は、北部エリアで4年ぶりに国定義の待機児童が発生したと聞いています。
この渚西臨時保育室の設置を含めた今後の待機児童解消に向けての方策については、一般質問でお聞きするといたしまして、まずは、市独自の第2子以降保育料無償化について、市長が掲げる「安心して楽しく子育てできるまち」に向けて確実に導入されるよう改めて要望しておきます。