コロナ禍における原油価格・物価高騰対策としての水道料金減免
会派の門川議員が質疑しております。
物価高騰対策の1つです。
- 水道料金の基本料金及び1か月あたり使用水量最大8立方メートルまでの従量料金を4か月分減免
- 口径25ミリ以下の場合は、減免限度額が3,044円
(一般家庭など多くの住宅が該当する) - 口径40ミリでは減免限度額は27,200円
(事業所などで多く見られる) - 150ミリでは減免限度額が695,264円
(現状で最大の口径である)
費用としては6.25億円です。
私たちの会派としても緊急要望しておりました。
質問の詳細
【質問】
ただいま上程されました議案第23号「令和4年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第1号)」についてお聞きします。
水道事業会計のうち、コロナ禍における原油価格・物価高騰等対応分として他会計補助金を受け水道基本料金等の減免措置を実施されるとのことですが、今回の事業内容・目的についてお聞きするとともに、令和2年度に実施された減免措置との違いについてお聞きします。
【答弁】
今回の減免措置については、コロナ禍において原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰の影響が生活者や事業者に及んでいる状況を考慮して、本市において、家計負担軽減や事業者支援のために、水道料金の基本料金及び1か月あたり使用水量最大8立方メートルまでの従量料金を4か月分減免するものです。
大きな違いとしては、前回の2か月から4か月に減免期間を拡大します。また、令和3年度からの口径別の基本料金等の制度により、減免額の算定を基本料金、従量料金ともに水道メーターの口径別の料金を基に行います。
4か月分の主な減免額は、一般家庭など多くの住宅が該当する口径25ミリ以下の場合は、減免限度額が3,044円であり、事業所などで多く見られる大口径を使用している建物では、口径40ミリがほとんどを占めており減免限度額は27,200円となります。また、現状で最大の口径である150ミリでは減免限度額が695,264円となります。
【質問】
前回は2か月分の水道料金一律1,500円程度の減免ということで、減免措置を受けたことに気付かなかった市民の方もおられたと聞いています。
今回は4か月分ということですし、減免額も一律ではなく、一般のご家庭から事業者まで金額の違いも大きくなると思います。
せっかく多額の財源を投入し、減免を実施する訳ですから、できるだけ多くの市民・事業者の方に、その目的や趣旨をご理解いただく必要があると考えます。
今回の支援策の周知について、どのような方法を考えておられるのか、お聞きします。
【答弁】
広報ひらかた、市ホームページへの掲載に加え、水道メーターの検針員がメーター検針時に配布している「使用水量等のおしらせ」の通信欄を活用し、減免措置の実施前、実施中、実施後にお知らせ文を印字すること等で周知をはかるとともに、SNSを活用して広く周知していきます。
【意見要望】
長引くコロナ禍により、現在も市民生活や事業活動など市内の経済活動に大きな影響を及ぼし、依然として厳しい状況が続いています。
このことに加え、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響により、原油や穀物等の安定供給に支障が生じ、物価の高騰が余儀なくされており、今後、さらなる市民生活等への影響が見込まれます。
今回の水道基本料金の減免措置については、先月、我が会派から市に提出した「コロナ禍における原油価格・物価高騰対策についての緊急要望書」において、水道使用量が多くなる夏場にかけて、家庭及び事業所の固定費を軽減するために要望していたものが実施されるとのことです。
物価高騰も考慮して基本料等を4か月分減免するということ、また大口径の水道管を使用する事業者にとっては、それに比例した金額が減免されるとのことですので、家庭、事業所双方にとって固定費の軽減に繋がるものと期待していますので、しっかりと周知をしていただき、滞りなく実施していただくよう要望します。