にぎわい創出事業というひらパーの入場券を無料で配布する事業について。その2 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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にぎわい創出事業というひらパーの入場券を無料で配布する事業について。その2

会派の泉議員が質疑しました。私も若干質疑作成に関わっていましたのでブログにアップしておきます。

質問の詳細

 

先日の総務委員協議会で報告があり、議論となったにぎわい創出事業、いろんな意見があったため、本会議初日ではなく、9月27日の本会議で議案となりました。

 

にぎわい創出事業というひらパーの入場券を無料で配布する事業について。 

↑この時と事業の内容とは、フリーパスがなくなるなど若干変わっています。

 

 

外出促進と外出自粛の兼ね合いについて

緊急事態宣言が発出されるとこれまで市は「不要不急の外出を控えてください」と呼び掛けていますが、また緊急事態宣言が出たときに、無料券を配布という形でひらぱーに行くことを間接的に促進することは市として整合性が取れるのか。

菊人形の観光資源化について

 

枚方市には菊人形を観光資源化していきたいという気持ちがあるようですが、菊人形職人がいなくなったこと、お客さんが少なくなったことで大菊人形展をやらなくなってきたという経過があります。そのため再度観光資源化することは実現可能性があるのか。

 

ひらかたパークとの連携について

ひらぱーと連携協定も考えているということだが、これまでは連携がなかったのか、また今後どのように連携していくのか。ひらぱーの無料券を配布することでひらぱーの来場者は増えると思うが、周辺地域に経済効果があるのか。連携は取れるのか。ひらぱーに行ってそのまま帰るのではないか。

 

効果測定について

上記と関連しますが、また、周辺への効果をどのように測定するのか。

 

 

 

それにしても・・・・

私も含めて、議会もしっかり確認していかなければなりません。市役所内部でもどのような議論がありこのような事業になったのでしょうか。

質問の詳細

 

外出促進と外出自粛の兼ね合いについて

 

【質問】

まずは1点目、ひらかたパークで開催することついて、期間が令和3年10月23日から令和4年1月31日までと伺っているが、期間中にもし緊急事態宣言が発出された場合、事業はどうされるつもりかお伺いします。

【答弁】

次に緊急事態宣言が発出された場合の対応についてですが、本事業においては、ひらかたパークが実施主体者となりますが、現在においても、国・大阪府の新型コロナ感染症対策基準を遵守し、ガイドラインにそった運営を行っており、また、コロナ感染症の拡大状況によっては、事業期間の延長など、柔軟な対応を想定しているところです。

【質問】

2回目の質問をいたします。
緊急事態宣言の中でも、事業者として国の定める基準に沿ってひらかたパークが開園することについては理解しますが、一方で市は不要不急の外出は控えるよう市民に呼び掛けています。
今回の事業は不要不急の外出を助長する結果になると思われますが市の見解をお伺いします。

【答弁】

次に、不要不急の外出との関係についてですが、来場者の人数制限や開催時期の変更も想定しているところですが、現在、全国的にワクチン接種が進み、経済活動の再開・活性化に向けて議論が開始されている状況などもふまえ、本市における観光を活用した地域経済の活性化に向けた取り組みを進める考えです。

【意見要望】

それでは、3回目は、要望させていただきます。
経済活性化とのバランスも、もちろんあると思いますが、
これまでの緊急事態宣言下においては不要不急の外出を自粛されてきたかと思います。
先の一般質問の答弁にもありましたが、不要不急とは、具体的には、「医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なもの」以外のものとされており、原則として外出しないこと等を要請しているということで、
こういう中では市としての姿勢も、一方で外出を自粛し、一方で市が外出を助長するというのはいかがなものかと思います。
くれぐれも市として整合性の取れた対応をお願いいたします。

また、若者の接種率が今後、頭打ちになることも考えられるので、ワクチンの早期接種をさらに促す手法として、入園無料とする条件に、ワクチン接種済みの条件を加えるといったことも可能かと思います。この事業を通じて若年層のワクチン接種の勧奨につながると思いますので、ぜひ検討いただければと思います。

 

菊人形の観光資源化について

【質問】

2点目、この事業について『「菊人形」の観光資源化』との説明がありましたが、ひらかたパークと言えば「菊人形」と未だ市内外の一部の年齢層には認知されていると思います。枚方市で100年近く菊人形の展示を続けたひらかたパークですが、市として菊人形をどう捉えているかお伺いします。

【答弁】

次に、市として「菊人形」をどのようにとらえているかについてですが、本事業をきっかけに、伝統ある「菊人形」を観光資源としてとらえ、様々な観点でもって活用することで、市の花「菊」がまちの魅力でもあることを発信していきたいと考えています。また、次年度以降においては、ひらかたパーク園内だけでなく、園外の総合文化芸術センターにおいて「菊人形展」を開催するなど、さまざまな団体との連携を強化し、効果的な市の花「菊」の発信に努めてまいりたいと考えています。

【質問】

次に、菊人形について、ひらかたパークは2005年の大菊人形を最後に規模が縮小された経緯がありますが、例えば来場者数の減少や菊人形師の後継者不足など理由は考えられます。このような状況下で果たして菊人形を使った興行が可能なのか、菊人形の観光資源化が可能なのか、お伺いします。

【答弁】

次に、菊人形を活用した事業の持続可能性についてですが、これまでの「菊人形」におけるさまざまな課題などをふまえ、例えば、「菊人形展」において、若年層への効果的なプロモーションを取り入れるなど、これまでにない新たな手法を用い、課題解決につながる、効果的な取り組みを検討したいと考えています。併せて、「菊人形」、市の花「菊」を市民が改めてその魅力を再認識し、本市の魅力向上に向けた気運の醸成につながるよう、ひらかたパーク等と共に取り組んでいく考えです。

【意見要望】

次に、菊人形についてですが、若年層への効果的なプロモーションとは何を指しているのでしょうか?
また、作り手がいなくなったのは興行として成立しなくなったからではないでしょうか。
単発的なイベントとしてなら、まだ理解できますが、
行政が税金を投入してまで、興行としての持続性や、観光資源化が可能なのか、疑問です。

そして、菊人形はあくまで表現方法です。魅力的で集客力のあるテーマがあって、それを菊人形で表現したら素晴らしい。そういった話が先なのではないでしょうか。
行うのであれば、せめて、菊人形を知らない若年層、ファミリー、子どもたちが感動するようなテーマをお願いします。

 

ひらかたパークとの連携について

【質問】

3点目、事業の説明で、ひらかたパークは大変大きな集客実績をもつ観光施設としてとらえられていることから、「まずはひらかたパークとの連携を強化し」と説明がありましたが、逆に、これまで、ひらかたパークとの連携はなかったのかお聞きします。

【答弁】

次に、この間のひらかたパークとの連携についてですが、市民菊人形の会の活動開始に際し、研修を受け入れていただくなどの連携はありましたが、今回想定しているような連携はしてこなかった状況です。今後、本市における観光施策においては「2025大阪・関西万博」を見据え、さまざまな民間事業者等と連携した事業展開を目指す中、「菊人形」を観光資源ととらえ発信していくために、「ひらかたパーク」との連携が不可欠であると考えに至ったものです。

【質問】

次に、ひらかたパークとの連携について、ひらかたパークは2019年には約130万人が来場者されたと聞いているが、そのほとんどの方がそのまま電車や車に乗って帰宅され、枚方市駅や枚方宿周辺には近隣ではあるにも関わらず経済効果が少なかったのではないかと考えています。そこで、この事業を通してどのような地域連携を想定されているかお伺いします。

【答弁】

次に、本事業における地域連携ですが、今回の事業では、枚方宿地区の店舗において、市民無料デーに参加した方が手にする枚方宿周辺マップを提示すると、独自のサービスが展開されることで、パークへの来園者の周辺エリアへの周遊促進を促す取り組みを実施することとしたものです。
こうした連携をきっかけに、今後、様々な事業者や地域同士の連携が創出され、さらなる観光コンテンツの創出による経済の活性化に期待するものです。

 

【意見要望】

連携についてですが、
にふ議員、長友議員の質疑の中で、今後のひらぱーと連携協定を結ぶというお話がありましたが、
ひらかたパークさんが、地域の為に枚方市のために本気で取り取り組んでくださるのであれば、ひらぱーだけでなく、京阪ホールディングスとも連携を進めるべきです。
交通、レジャーとの連携で、枚方市民の移動、健康作り、経済効果、ひらパー内で自動運転の実証実験など、市内全域に、未来に渡って波及する施策
その始まりとして、この事業なのであれば、大いに価値があると思います。
ぜひ、そういったことも含めて、検討していただきたいと思います。

 

効果測定について

【質問】

4点目に、今回予算規模として6千万円の補正予算があげられているが、効果はどのように検証する考えか、お聞きします。

【答弁】

次に、効果検証についてですが、まず、本事業に参加する枚方宿エリアでの店舗に対し、聞き取り等を行います。また、市民無料デーにおいて参加した方へのアンケートを行い、本市観光資源への認知度を図るなど、次の施策検討に必要な情報収集を含めた検証方法を取り入れたいと考えています。また、観光施策の指標として示している「定期利用者数を除いた市内主要駅の4駅(樟葉・枚方市・枚方公園・長尾)の一日の乗降客数についても、効果測定として判断する考えです。

【意見要望】

次に、効果検証については要望です。枚方宿地区に人流が増えたかどうかの確認に、同じ会派の木村議員が委員協議会で要望しておりました、ヒラソンの取り組みの人流センシングシステムを使っての効果検証についても検討いただければと要望しておきます。

 

 

 

 

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