子育て世帯の負担軽減のためにもっと一時預かりを使いやすく。
一般質問の内容その4です。
子育て世帯の負担軽減についてです。
質問の趣旨
利用が少ない一時預かり事業、使いにくいことが原因ではないか?
そのために心理的ハードル、手続き的ハードルを下げていく必要があるのでは?
ファミサポは無料体験があるのだから一時預かり無料体験を実施してみては?
という趣旨です。
これまでも担当課とやり取りさせていただいており、心理的ハードルを下げるメッセージは各所で出していただいています。
もともとの発端の記事はコチラ。
最後にこれまでも取り上げている保育所の使用済みおむつについても、保育所で処分することを実施してほしい旨も伝えております。
質問の詳細
【質問】
次に、「4.子育て世帯の負担軽減について」お伺いします。令和3年2月の教育子育て委員協議会において、一時預かり事業を実施する私立保育所において、利用児童が定員に達していない場合に、待機児童を定期的に預かる「就労応援型預かり保育」を実施する、という説明を受けた際に、「就労応援型預かり保育」自体を否定するものではないですが、そもそも一時預かりは、ニーズがあるにも関わらず利用されていないことが問題であると指摘しました。
第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画を策定する際に実施したアンケート調査結果を見ましても、一時預かりを利用したいという方は、全体の42%もいるにもかかわらず、実際に利用された方は、わずか8%に留まっています。この点について、一時預かりの利用にあたっての心理的(例えば、子育ては親がした方がいい、一時預かりは子供がかわいそうだと言った無意識の偏見)、また手続き的ハードル(申込の手続きがわかりにくい、オンラインで申し込めない、各園で違うなど)を下げる必要があるのではないかとこの間担当部署にお伝えしてきました。そこでまず、この点についてこの間どのように対応されたのか伺います。
【答弁】
次に、「子育て世帯の負担軽減について」お答えします。一時預かりの利用に係る心理的ハードルを下げるため、地域の子育て情報誌や市役所窓口付近に設置の市政情報モニターに「ちょっと疲れた時、お子さんを預けてみませんか」というメッセージを添えて、一時預かりは、保護者の心理的・身体的負担軽減を目的にお子様を一時的に預かる事業でもあることを周知しました。また、手続き面におけるハードルにつきましては、事業実施施設と意見交換を行いながら、引き続き検討してまいります。
【質問】
一時預かりの心理的ハードルを下げるために気軽に利用したいと思えるようなメッセージを添えて打ち出していただいておりますが、引き続きそのような趣旨での発信を続けていただきたいと思います。また、手続き的ハードルの軽減については、事業実施施設の声だけでなく、利用者の声も拾っていただき、引き続きの検討をお願いしておきます。
子育て世帯の負担軽減という点で、子どもの預かりと言えば、他にもファミリーサポートセンターもあります。こちらは、委託事業ということもあり、リーフレットなども親しみのある内容に工夫されています。ファミリーサポートセンターは、2歳未満の子どもを対象に無料体験クーポンを発行されています。実際この無料体験を始めてから利用は増えたのか、伺います。
【答弁】
ファミリーサポートセンターの無料体験クーポンは、平成30年1月に導入しました。その結果、預かりや送迎のサポートを受けたい依頼会員の登録数は、導入前の平成28年度が1,499人であったのに対し、平成30年度は、1,920人と、出生数が減少しているにも関わらず、登録数は大幅に増加しています。
【意見要望】
ファミリーサポートセンターは、無料体験により登録数が増加したという好事例です。一時預かりの利用が心理的ハードルを感じている方も、無料体験なら使ってみようという気持ちになると思います。また、一度登録しておけば、いざという時に気軽に使えます。他事業の好事例は積極的に取り入れていただき、一時預かり事業についても無料体験クーポンの導入を検討していただく要望します。また、同時に利便性の向上の観点から空き情報や予約システムを備えたICTの導入についても検討をお願いしておきます。
また、周知については、表現を変えたりいろいろと工夫されていますが、市のホームページを見ますとやはりまだ字ばっかりで、忙しい子育て中の方がなかなか読もうという気になるものではないと思います。写真を入れるなどこちらも工夫していただければと思います。
子育ての負担軽減と言えば、以前から公立保育所の使用済紙おむつの回収について、保護者の皆さんの負担ができるだけ軽減されるよう、様々な角度から検討していただきますよう強く要望しております。コロナ禍という状況でもありますので、こちらについても早急に取り組んでいただくよう改めて強く要望しておきます。