タブレットを活用した授業をオンライン視察
2021/01/29
教育子育て委員協議会で学校の授業の様子をオンライン視察でした。
視察対象は磯島小学校の6年生の理科の授業です。
授業時間は3限目ということで、10時45分~11時半までの間でその後に学校長との意見交換、委員間での意見交換をいたしました。
視察にあたり受け入れていただいた磯島小学校の皆様、準備をしていただいた教育委員会、正副委員長、議会事務局の皆様大変ありがとうございます。
違う学年、違う授業の様子も見たくなりますね。
小学校6年生にはタブレットが10月から導入されています。
授業説明にとどまらずグループワークにも有効活用しているのでどれほど浸透しているかについてのオンライン視察でした。
現地に行ければベストですがコロナ禍ですので今回のようなオンライン形式になりました。
授業の概要
豆電球よりLEDの方が少ない電気で灯りを付けることができるという
豆電球と比較しながら発光ダイオード(LED)の性質を考える。
前回の振り返りをタブレット(のロイロノート)でテストを行う。
ロイロノートで実験手順などを送る。
ロイロノートで実験結果、考察を回収する。
という流れでした。
授業の様子
前回の振り返りをアンケート形式で確認もしていました。
目当てを書くのは手書き。
実験の手順はタブレットの見本動画を見ていました。
豆電球とLEDの付いている時間を図るのはipadのストップウォッチ機能を使っていました。
最後にそれぞれのグループで継続した時間をタブレットで提出して終わりました。
一気にそれぞれの回答がクイズ番組で回答一覧が見れるような感じで集計されるのがいいですね。
学校長との質疑意見交換。
思いもよらない使い方とかありましたか?
⇒子どもの方が使いこなしている。機器のトラブルは結構ある。ICTサポーターがいるといいなと。
通信トラブルとかは?
⇒LTEは問題ない。
1年、2年はタブレット落としてしまう。SIMがずれてしまって入れ替えないといけない。
フィルターがかかっている。
家庭学習
タブレットドリルとか先生が送っているもの。タブレットでできないものは自学自習ノート。学校にこれない人には写真送ったり。
回線が多くなるとつながりにくくなる。休んでる子にはビデオとかで。
家庭学習のところ
タブレットドリルをどれだけ使ってるかはデータを取ってる。どの学年がどれだけやってるかもわかる。データ取ってどれだけ使ってるか。
今後学校のブログに載せる。
授業づくり・教材づくりについて
⇒学年で教材共有する。6年なら3クラスなので3回使う。教材会社のをうまく使ってる。個別でPPT作らないように指導はしている。
委員間での意見交換
木村の意見。
- 手書きとタブレットが併用されていたが、できる限りタブレットにしていった方がいいのでは。手書きとタブレット入力のメリットデメリットなども教育委員会で事例共有・研究してほしい。
- 小学生1~6で状況の幅があると思う。
- 各学年ごとの事例も共有しながらレベルアップしていただきたい。
- 不登校支援もしっかりとしていただきたい。全体では結構な数がいることになるので学校単位ではなく、教育委員会全体でフォローできるようなやり方も考えていただきたい。
- 今回視察させていただいたのはかなり慣れている先生の授業だったと思う。先生の差もあると思うのでスキルアップ事例共有をしっかりとしつつ、授業づくり・教材づくりも学校単位ではなく枚方市全体でできるように。
- お金をかけて実施している事業なのでしっかりと効果検証も。(満足度などではなく)
他の議員からは、他の授業もも見たいという意見や、負担軽減につなげて欲しいとか、細かいところを改善しながらやってほしいとか、短期休校の時の対応や、デジタル付けにならないようにという意見もありました。
最後に
今年度になって一斉に導入したところで、まだまだ試行錯誤の中だと思いますがどんどん改善して、面白くて学びのある授業にしていっていただきたいです。
また、保護者の方、児童生徒の方で、タブレットを活用した授業についてのご意見等もありましたらご連絡ください。改善できるものは都度改善していくように働きかけてまいります。
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