RIETI EBPMシンポジウム エビデンスに基づく政策立案を実践するために
RIETI EBPMシンポジウム エビデンスに基づく政策立案を実践するためにをオンライン視聴しました。
最近は東京に行かなくてもこういったセミナーに参加できるのはありがたい限りです。没入感はやや低いのですが。
EBPMとは・・証拠に基づく施策・事業決定の事を言います。
予算的にどんどん厳しくなっていく中、EBPMの概念は非常に大事だと思っています。枚方市も市の行政計画に「EBPM」というワードが入ってきつつあります。中身としてどうか?という話はありますが、この文言が入っている自治体はまだ少ないので今後も精力的に進めていただきたいです。
そして、私も先日の一般質問でもデータ分析の人材育成、専門職の採用が必要だといいましたが、その件についても話がありました。
EBPMが進んでいる海外では、データ分析の専門職というキャリアパスがあるということです。そういう考えも参考にしていきたいですね。
当日のメモです。
GIGAスクールは海外から遅れているタイミングでの導入にもかかわらず、海外の教訓を生かしていないのではないか。
コンピューターを使った学習は、個別最適化された学びができる。
学力が2極化している時にも対応できる。
シンクシンク(個別学習)
日本の教育政策は何かがおかしい。
海外の先行事例のリサーチが不十分で海外と同じ失敗を避けることができていない。
全国一律にこだわりすぎて失敗した時のリスクが高い。
KPIが設定されていなかったり設定が環境整備になっている。
効果検証はやらないこと。
効果検証の準備ができないという声があるが効果検証をやらないから意思決定に時間がかかるのでは?
●教育にエビデンスが必要な5つの理由
全国展開する前に小さな実験
失敗する確率を下げることができる
うまくいかなければ引き返せる。
戦略的な投資を行うための根拠。
国のお金だけでなく民間の資金も次世代に投資に回す(Evidence Action)
イギリスはブレア政権時に政府エコノミストを増やした。
エコノミストが省庁を超えてネットワークを形成している。
分析専門職としてキャリアパスを作る。
子育て支援
お金を給付するよりも女性の子育ての負担軽減に狙いを定めた対策が有効
これまでも議会で提言してきました。