枚方市駅の再開発(再整備)についての現状と今後のスケジュール(2018年12月) | 前枚方市議会議員 木村亮太
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枚方市駅の再開発(再整備)についての現状と今後のスケジュール(2018年12月)

12月7日に開催された枚方市駅周辺再整備及(再開発)び新庁舎整備についての全員協議会のなかで枚方市役所から説明があった内容を共有いたします。再整備というのは、すでに枚方市駅の場合、再開発を実施しているから再開発という言い方をしない、とか、再開発というのは行政的に厳密に言うと再開発という手法が決定してからのことを言う、という理由のため、再整備といっておりますが、いわゆる再開発についての議論をしております。

 

全体の配置図(各街区の配置図は下の方に掲載しております)

12月7日の全員協議会での私たちの会派の質疑はこちらをご覧ください。

駅前再整備についての質疑(妹尾議員)

 

前回開催された9月19日・20日全員協議会からの大きな変更・追加点。

  • スケジュールが1年延長
  • 概算事業費と市の負担額
  • 商業施設・市庁舎の床面積を変更
  • 新庁舎の位置を5街区に(現北河内府民センターの場所)
  • 今後の中長期的なスケジュール

 

中でも1番大きいのは最初のスケジュールが延期したこと。財源確保のめどがつかないため延期ということです。他の会派も、なんで遅れたのか?前回の協議会の議会からの意見は反映されていないのでは?という意見が多かったです。

 

関連記事です。→駅前再整備のポイント・スケジュール

前回の全員協議会での資料の内容をインターン生にまとめてもらいました。

 

スケジュールが1年延長

上の赤で囲っているほうがこれまでの計画で、下の黄色で囲っているほうが見直し後の計画です。財源のめどがないため、素案の精査、財源確保策の検討ということで、1年間計画が延期になっています。

 

概算事業費と市の負担額

5街区で新庁舎整備をするという想定だと、あくまでも概算ですが総事業費が1400億円です。そのうち市の負担額は216億円。そのうち基金約33億円、起債(借金)約136億円、一般財源約47億円です。

商業施設・新市庁舎・広場の床面積を変更

  • 商業業務施設を5棟から2棟に減少
  • 広場を約3000㎡から4200㎡に拡大
  • 新庁舎規模を約26000㎡から25000㎡に減少

 

新庁舎の位置を5街区に(現北河内府民センターの場所)

『新庁舎の位置を4街区(今の市役所や市民会館大ホールがあるところ)と5街区(今の北河内府民センターがあるところ)とで新しい市役所を配置した場合の比較検討を行ってきました。(以前の全員協議会で示されました)その結果、国・府・市有財産の最適利用を図ることができ、公園・広場の拡充、にぎわいの創出、回遊性や市民の利便性、防災面の向上といった街る栗の観点や定住促進・交流人口、経済効果などの面から5街区とします』

というのが現段階の市の見解です。

 

各街区の配置図

2街区(枚方市駅南口のロータリー周辺)と3街区(枚方市駅北口の一部と京阪本線と交野線・天野川で囲われた部分)

 

4街区(現在の枚方市役所・市民会館大ホール・岡東中央公園)

5街区(北河内府民センター・税務署などがあるところ)

 

今後の中長期的なスケジュール

概ね13年間のスケジュールということで、

  • 短期→1~5年後
  • 中期→5~9年後
  • 長期→9→13年後

というイメージを持っていただければと思います。

 

 

最後に。

市長は、「スピード感を持って枚方市駅の再整備(再開発)を進めていく」、また、先週の政治資金パーティでも「今年度中に計画をまとめる」と言っていたのに、残念話です。しかし、パーティの時点ではすでに計画から遅れることがわかっていたのでは?と思ってしまいます。

いずれにしても、この駅前再整備をやり切るのであればお金がとてもかかります。今の財政状況からさらに毎年10~15億程度は捻出しなければならないとのことです。そういう意味でもどう財源を生み出していくか、ということをこれまで以上に真剣に考えていかないとやりきれない事業です。私も財源確保策を枚方市駅の再整備(再開発)に向けて考えてまいります。

 

 

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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)

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