課題解決に向けた公民連携の推進について
2020年8月24日から27日にかけ、各種委員協議会が開かれています。
そこで、委員協議会で気になる内容をピックアップしていきます。
インターン生の池田くんには総務委員協議会の「課題解決に向けた公民連携の推進について」をまとめてもらいました。
こちらの案件については私ももっと公民連携の事例が創出されるようにという観点で6月議会で提案をいたしました。
こちらの記事の後半部分です。
政策の背景・目的及び効果
公民連携の取り組みをさらに推進することにより、本市が抱える様々な行政課題の解決を図るため、現行の「シティプロモーション推進プラットフォーム」を「公民連携プラットフォーム」に変更し、本市の公民連携に関する窓口を一元化するとともに、民間事業者(企業・大学等)からの提案を受けた取り組みの展開がより活発に行われるよう、制度の見直しを行うものです。
現行制度の課題と問題点
現行制度の課題 | 変更点 |
1 提案募集課題の抽出
各課からの対象事案(課題)の自発的な提出が少ない |
政策マーケティングにより、提案を求める市の課題を明確化 |
2 フローの見直し
事業実施までのフローに時間を要し、迅速な意思決定、事業実施が難しい |
提案から事業実施までのプロセスを改善し、迅速に事業化 |
3 制度の名称
現在の名称「シティプロモーション推進プラットフォーム」からは、事業者や職員にとって、取組内容がイメージされづらい |
制度名(公民連携プラットフォーム)と、窓口の一元化を周知し、内外にイメージを発信 |
4 登録事業者数
令和2年7月1日現在での登録事業者数は23事業者で、対応できる事案(課題)が限られる |
一元化した窓口を活用して登録事業者数を拡大し、広く提案を募集 |
5 制度を利用するメリット
事業者が当制度に登録、利用するインセンティブが明確ではない |
連携実績の収つに加え、提案事業内容によっては負担金の支出でインセンティブの明確化 |
内容
公民連携に関する窓口の一元化
企業等が枚方市へ提案する際の窓口をプラットフォームに一元化し、また大阪府公民戦略連携デスク(大阪府が設けている企業・大学と行政のマッチングを行う公民連携の専門部門)からの紹介の受付窓口とすることで、より多くの提案を受け付けることを目指すとともに、情報を集約することで庁内横断的な活用につなげる。
民間事業者による連携の提案方法、費用負担等の見直し
民間事業者による連携の提案について、3つのフローに整理し、広く提案を募集する。
①重要課題の解決に関する提案を募集する場合
- 市の重点施策に関する課題から、解決に向けて提案募集する事項を決定。
例:スマートシティ推進、SDGsの普及、子育て・教育・高齢者施策における課題 等
⇒決定したテーマについて、プラットフォーム登録団体に募集案内(ホームページにおいても公表)
②各担当課からの課題解決に関する提案を募集する場合
- 各担当課から抽出した課題について、広く提案を募りたい場合に、①のフローと同様に、プラットフォーム登録団体へ提案事業を行う。(ホームページにおいても公表)
③事業者等から自由に提案を受け付ける場合
- 企業等からの公民連携に関する提案の窓口を一元化し、自主的な提案を常時受付。
提案内容を庁内関係部署と共有し、実施に向けて調整。
⇒自主提案のあった団体や上記①にも提案が見込める団体は、プラットフォームへの登録を促す。
市が費用負担する場合における考え方
項目 | 考え方 |
負担金 |
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応募条件 |
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審査方法 |
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実施時期等
令和2年(2020年) | 9月 | ・公共連携に関する窓口の一元化・自由提案の受付の開始
・こども夢基金を活用した課題解決型提案の思考実施の検討 |
12月 | ・課題解決型提案(試行)の募集 | |
令和3年(2021年) | 1月~3月 | ・課題解決型提案(試行)の公民連帯の取り組み |
4月~ | ・課題解決型提案の課題検討・提案募集・公民連携の取り組み |