DX研修に参加。
今日の午後は、CodeForJapan代表の関治之氏によるDX研修に参加しておりました。
市役所の管理職対象の研修に私たち議員も参加させていただくという形式でした。
DXについては、枚方市も少しずつはやっていますが、まだまだです。関さんも研修の中でおっしゃっていましたが、ぜひ市役所内部でも管理職の方々が部下がチャレンジできる環境を作っていっていただきたいですね。
データアカデミーなどはやっているので、あとは試しでやってみることかと思います。
いつやるのかな・・・
失敗でもいいから早くチャレンジしてってのは大事ですよね。
職員の方と一緒にグループワークをしていく中で本音が垣間見えた気がします。
いろいろと職員の人が思っていることも実現していけるといいなと思います。
研修についてはもっと続きが聞きたい、と思うような内容で、もう少し時間があってもよかったのではと思いました。
研修の内容のメモ
なぜDXが必要なのか。
人が減る。
●人が減ってもやることは増える
公共交通
高齢者対応
福祉
インフラ維持管理
↓
労働力の絶対量が不足するので人口縮減時代のパラダイムへの転換が必要。
スマート自治体と官民連携
デジタル庁・・自治体との意見交換の場を持つようにしている
自治体のDXは業務の効率化だけではなく、デジタル時代の地域のあり方も考えていくことが必要。
●これからの自治体職員の役割
・課題と現場の把握
・コンサルティング
・ファシリテーション
・データ分析
●ICT活用のためのポイント
・業務効率の向上
・広域連携
・データ活用
・民間との連携
DXとは、ただのデジタル化ではなく、デジタル前提でサービス提供のあり方を変革すること
「私はITのことはわからない」は禁句。特に管理職は。
市民のほうがデジタル前提になってきているので、業務もその前提でしないといけない。
みんなスマホ持っていますよね。60歳代の8割がスマホを持っている。なんでそもそも市役所に行かないといけないのかという考えが非常に大事。
自治体業務全体をシステムとしてとらえ、どこに対策を打つべきかを総合的に考える。
個別の施策のみを考えても意味がない
でもチャレンジしないと意味がない。
個別のチャレンジは各部門で主体的に。それを実行できる環境づくりと全体最適化はトップダウンで。
システム投資をコストとみずに投資とみる
→費用対効果を図るためにはデータが必要
●業務を見直すためのECRS原則
その業務は何のためにやっているのか?を考え、ゼロベースで考えてみる。
Eliminate・・・やめられないか
Combine・・・一緒にできないか
Rearrange・・・再配置できないか
Simplify・・・単純化できないか
上から順番に考える。
デジタル化という移行期は本来楽しいし、過程そのものに価値がある時代。
実践の場をつくることが管理職の仕事。
デジタル化を推進するにはスピード感が必要。
「早く失敗して、経験値と実感を得ること」こそが勝ち
「失敗してもいいよ」は上司(究極は首長)しか言えない。
「手続き」を減らし
「コミュニケーション」を増やす
手続き=やれば結果はきまっているもの
付加価値を生まなければ機械に任せたほうがよい。
コミュニケーション=様々な対話を通じて、付加価値を生み出す
多様な人々に「参加」してもらう
住民=「町内会」や「町役場に来る人」だけではない
日中に仕事がある人、子育て中の人、学生。庁外の人、さまざまな人に参加してもらい、自治体だけではできないことをともに行う
自治体だけではなく外のプレーヤーも巻き込んでやる。
監督者の役割の変化
アナログ時代では背中を見せるのが一番
デジタル時代には「事務作業」から開放する方向へ
監督者がすべきこと
現場がチャレンジできる環境を作る
→時間を作る、チームを作る、予算をつける
チャレンジの中から構造的な課題を見つける
→どう図るのか?何を全体最適化すべきか?
トップダウンで構造を改善する
利害関係を調整する、指揮権を発動する
ユーザーの変化も進んでいる。
60歳以上でもスマホ保有率は80%