貸したものは返してもらう、督促の工夫と支援へのつなぎを。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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貸したものは返してもらう、督促の工夫と支援へのつなぎを。

今日は本会議初日でした。

 

私からは昨年に引き続き債権の放棄について質疑をいたしました。

バタバタしていますが、これから一般質問の準備を進めていきます!

 

質問の趣旨

くらしの資金貸付金

低所得により生活が困難な人に対して、市がお金を貸していますが、返済率がかなり悪いです。。

 

今回も約3770万円を債権放棄しています。

債権放棄は貸したものの返ってこないのであきらめたということです。このお金ももちろん税金です。

そもそもこの事業が・・・という問題もあります。

 

貸したものは返してもらうための工夫も必要ですし、一方で返したくても返せない人はしっかりと支援のそうだんま案内もするべき、という趣旨での発言です。ちなみに、分割返済も対応しております。

1年前の質疑です。

保証人に督促する業務フローを/空き家の除去、有効活用の視点も踏まえて進めるべき

2年前の質疑です。

 

 

2021年1月より保証人への督促も開始しました。

質問の詳細

【質問】

ただいま上程されました報告第15号債権の放棄についてうかがいます。
債権放棄された中のくらしの資金貸付金については、

これまでもその貸し付けや償還状況について聞いておりますが、改めて現在の債権件数とその残額についてお聞きします。

また昨年の9月定例月議会において、保証人への回収の働きかけについての必要性について要望させていただいておりますが、その後の状況についても伺います。

 

 

 

くらしの資金の債権件数及び、その残高についてですが、令和3年7月末現在、債券数は353件、残高は31,314,794円となっています。令和2年度は、催告書を292件送付し、そのうち、連帯保証人がいる10件について、連帯保証人にも催告書を送付したところ、連帯保証人から4件連絡がありました。その4件の返済状況は全額返済が1件、分割返済が1件、生活困窮のため債権放棄を行ったものが、1件、連絡があったものの、返済には至らなかったものが1件でございました。

 

 

【質問】

債権の放棄については、「枚方市管理及び回収に関する条例」にそった債権放棄であり、一定やむを得ないと理解をしておりますが、債権放棄はできる限り少なくすべきです。また、少ない件数ではありますが、連帯保証人に対して催告書を送付すると返済につながっていることもわかりました。

連帯保証人への催告書を送付すること以外に、返済を促すために工夫は行っているのか伺います。

 

また、一方で返したくても返せない方、今も生活に困っている方々への支援についてはどのようにされるのかについてもあわせて伺います。。

 

 

【答弁】

 

令和2年度の催告書は、開封して中の文書を見てもらえるよう色付き封筒を送付するなど工夫を行いました。文書については、返済を促す内容とともに、返済が難しい状況にある場合には、相談が可能であることを記載し、連絡を依頼する内容としました。

 

 

【意見要望】

 

貸したものはしっかり返してもらうのは前提なので、毎年こうやって債権放棄として何千万も出てくる事がないようにしっかりと返していただく方には返していただくよう、今後もさらに封筒を工夫することや保証人にも連絡するなどの取り組みは続けていただきたいと要望します。

 

一方で返したくても返せない方、今も生活に困っている方々への支援も大事ですので、そういう意味では、催告書の文書も見ましたが、今はお金返してくださいの方がメインになっていますので、既存の総合相談の案内の紙も入れるなども考えていただければと要望します。

また、そもそものくらしの資金貸付金のあり方についても考えていただくよう要望いたします。

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