使用済みおむつ持ち帰りかどうか近隣類似自治体に聞きました。
以前から議会で取り上げている件、この件がきっかけで選挙に出て当選したという方の記事も見て、改めて他市の状況も調べました
本筋と違うのですが、「千代田区では、使用後の紙おむつは保育所の方で処分してくださるのですが、こちらでは親が持ち帰ります。また、給食については、3歳児から上のクラスは白いご飯を毎日、持参しなければなりません。」その自治体では当たり前のことが他では当たり前じゃない事例ってありますね。
— 木村亮太@枚方市議会議員 (@kimura_ryota) November 4, 2020
保育所での使用済みは持ち帰るもの?
フランスはなぜ少子化を解消したのか?の作者の記事から、日本の保育所は使用済みおむつを持ち帰らないといけないという話を知り、枚方市の状況を聞き、実際に保育所に通わせている親からも話を聞いておりました。
そして、以前から議会で取り上げています。
個人的に保育所の謎ルールが2つあり、
1つは主食(お米など)だけ持っていかないといけない件、もう一つがこのおむつです。
※主食については実施されるようになりました。
小さい話ですが、保護者の負担、保育所の負担が減らせればと思います。
今回は使用済みおむつの件について、近隣の状況を議会事務局に協力いただき調べましたのでブログにアップしておきます。
結論だけ言うと、保育所で処理をしている公立保育所は近隣でも少ないですね。
公立保育所で使用済みおむつを処理していない自治体でも、私立保育所については独自の取り組みでやっている保育所はあると思います。
※調査は2020年11月に実施しています。
北河内
実施している自治体
- 四條畷市
四條畷市だけでした。
実施していない自治体
- 枚方市
- 守口市
- 寝屋川市
- 交野市
- 門真市
- 大東市
関西の中核市
実施している自治体
- 明石市
- 奈良市
実施していない自治体
- 豊中市
- 高槻市
- 吹田市
- 八尾市
- 東大阪市
- 姫路市
- 西宮市
- 和歌山市
- 大津市
※次年度、耐震工事をする公立保育園3園については、おむつを置くスペースがとれないため、市がおむつ処理費用を計上し、工事期間のみ回収する。
おむつを保育園で用意する月額サービスも
このブログの件についてツイートしたら、他の自治体の首長から「うちもやってますよ」という話と、その自治体は処分だけじゃなくて用意も保育所の側でやっているという話を聞きました。
普通?はおむつを保護者が用意して保育所にもっていっていると思いますが、お金を払う代わりに保育所でおむつを用意してくれるという事業も実施しているということでした。
こちらですね。
調べてみると月額2980円で、おむつ代プラス手間賃ですので、この手間賃をどう考えるかはありますが手ぶらで保育所行けるのはいいんじゃないでしょうか。
この件についても保護者の方々からご意見いただければ幸いです。
まとめ
まだ回答結果が返ってきていないところもありますが、ほとんどの自治体では実施していないですね。実施自治体(四條畷、奈良、明石)の状況を見ると委託で収集したとしても週2回で1園あたり約10~15万くらいのようです。
以前にニュースになっていた豊島区の場合も
2018年度一般会計当初予算案に1293万円を計上。各施設には専用のバケツを置き、委託業者が週3回、回収・処分するという。区内の認可施設は103カ所・・・
とありますので、相場はそれくらいですね。
これくらいの金額で親の負担も減らすことができるので、費用対効果は高いと思うのですがいかがでしょうか?
というのとやはり子育てに力を入れていると言っている自治体はやっておられますね。(どの自治体も言ってるとは思いますが、私の中で特に力を入れているなと感じる自治体です)
引き続き議会で取り上げていく予定です。
こちらの件、ブログには簡易的な内容をまとめていますが、詳細の資料もありますので枚方市もしくは他市の議員、職員でご興味ある方はお声がけください。