子育て計画の中で待機児童に関する記述が少し変わりました。
今年の4月に完成した第2期枚方市子ども子育て支援事業計画についてです。
「第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画」を策定しました。
子育ての分野については様々な課題がありますが、大きな一つとして待機児童の問題があります。
枚方市も、毎年基本的には年度当初の国定義の待機児童はゼロを達成しています。逆に言うと、潜在的な待機児童(隠れ待機児童・旧定義の待機児童とも言われます)については、ゼロを達成していないですし、年度途中の待機児童も発生しています。
市も年度当初の待機児童ゼロだけではなく、潜在的な待機児童ゼロや年度途中での待機児童ゼロを目指すとしていますし、私もその方向で取り組むべきと考えています。
そういう観点からは、これまでの計画で見込んでいる保育需要量(保育所に預けたいと思う人の数)の数字がそもそも甘いのではないか、という話をしてきました。
2019年6月議会:待機児童ゼロに向けて、そもそもの見込みが間違っているのではないか。
2019年12月議会:待機児童需要のヨミは正しい?
今年の2月の厚生委員協議会で、この計画が完成間近で素案が出てきたときにも意見をしてきました。
保育需要の増加という項目があるのですが、さらりと書いているだけ。
↓当時の発言。(再度、保育の需要量の見込みが甘いのではないか、という趣旨。)
結果的に、計画の完成時点では、少しだけ変わりました。
↓こちらが完成版の計画の該当箇所。
- 第1期については見込みよりも想定以上に実績値が上回った
- 途中で見込みを修正した
- 第2期については国や市の保育無償化の影響を踏まえて算出する必要がある
という文言が入りました。
今年からの計画で昨年度の途中からの無償化等の影響も出ているのですが、計画策定時点では正確に把握しきれていないのでこういう書き方になっております。
こちらのファイルのP6の部分です。
第3章:これまでの取り組みの評価と今後の課題 (ファイル名:3-kodomokeikaku.pdf サイズ:713.27KB)
第2期子ども子育て支援事業計画全体についてはこちらをご覧ください。
→https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000030134.html
待機児童の事だけではなく、計画の通りですが、子ども子育て全般にかかる内容についての計画となっております。
細かい話でこれだけでどれほどの効果があるのかは今後次第ですが、こういう形で、数字を調べて議会や委員会などで指摘をして少しだけかもしれませんが行政の進め方を修正してもらう事もしております。