ひらかたポイントの普及のためにアプリ化や〇〇PAYとの連携を。
一般質問の内容その1です。
今年、2019年1月から始まったひらかたポイント制度。
私も健康ポイントという観点で導入の提案をしてきましたが、普及がしていない現状ですので、もっと普及するために、アプリ化や〇〇PAYとの連動について提案をいたしました。
ひらかたポイントとは・・
ひらかたポイントは、枚方市の実施するイベントに参加したり、市内の協力店舗で買い物をすることによって得られ、ポイントカードを通じて、市内の協力店舗での買い物で利用できるほか、京阪バスの乗車にも利用できる仕組みになっています。
ポイント付与対象事業
- 特定健診の受診
- がん検診の受診
- ひらかたカラダづくりトライアル(市の主催しているウォーキングイベントのようなもの)
- ファミリサポートセンターの登録
- 子育て講演会の受講
- 高齢者お出かけ推進事業
- 高齢者免許返納
- スマホアンケート回答
など
質問の内容
【質問】
ひらかたポイントについて、お聞きします。
令和3年度末のカード発行 20万枚、協力店舗400店舗にむけて普及促進をしているとのことですが、11月末時点でのひらかたポイント制度における協力店舗数については約120店舗、カード発行は5万枚、会員登録は9000人と、少しずつ増えてますが、目標には厳しい状況です。協力店舗拡大に向けてはコンビニエンスストアなど利用者が普段使いできる店舗を増やすなど、さらなる利便性向上に向けた取り組みが必要だと思います。
そこでまずお聞きしますが、本年6月に、市と北大阪商工会議所、枚方信用金庫、そして株式会社Origamiが締結した、ひらかたポイント制度の普及・拡大に関しての連携協定について、現在の取り組みの進捗と、利用者にとってより使いやすくなるための「アプリ化」についてお伺いします。
【答弁】
本年、6月6日に本市が北大阪商工会議所、枚方信用金庫、株式会社Origamiと締結しました協定に基づく具体的な取り組みについてですが、現在、北大阪商工会議所におかれましては、ひらかたポイント事務局として制度開始当初より、商工会議所会員企業及び、北大阪商工会議所が運営する地域情報サイト「まいぷれ」掲載店舗の約400店舗に対して、ポイント制度説明会の開催や、個別の店舗への営業活動を通じて、日々、協力店舗の拡大に向けた活動をしていただいています。
また、枚方信用金庫におかれましては、株式会社Origamiのキャッシュレス決済「オリガミペイ」の取り扱い店舗拡大の取り組みに合わせて、ひらかたポイント制度のPRを積極的に実施し、協力店舗の拡大及び、利用者への周知にご協力いただいている状況でございます。
ひらかたポイントのアプリ化につきましては、利便性向上の対策として有効かどうか、費用対効果の側面も含めまして、今後、検討を進めていく必要があると考えております。
【質問】
ひらかたポイントについて、株式会社Origamiの「オリガミペイ」と連携について、お聞きします。
本年6月時点での民間の調査会社の報告では、QRコード決済のオリガミペイの利用者は、全国で約214万人であり、決済加盟店は全国で約145万か所となっております。
また加盟店ネットワークや、「オリガミペイ」の決済部分をオープン化する、「Origami Network」という、新たな金融プラットホームを本年9月にプレス発表されました。Origami Payのインフラを活用してOrigami Payと互換性のある独自のコード決済サービスを導入できるようになるとのことです。具体的に言うと独自のpayを作ることが可能になり、例えば、「ひらかたPay」「北河内pay」なども可能ということです。
「オリガミペイ」との連携について、例えば「ひらかたPay」「北河内pay」など、「Origami Network」の活用も含めて検討していくべきだと思いますが、現在の検討状況についてお聞きします。
【答弁】
株式会社Origamiとの連携ですが、議員お示しの「Origami Network」につきましては、協定を締結したのち、本年10月に、具体的な内容や、ひらかたポイントとの連携の可能性につきまして、株式会社Origamiから説明をお聞きしたところでございます。
このようなシステム連携に関しましては、例えば「オリガミペイ」でお支払いした利用者にひらかたポイントを付与する機能を構築し、利用者や各協力店舗にとっての利便性向上が図れるのかどうかも含め、検討を始めたところでございます。今後、ひらかたポイント利用者にとっての利便性向上に主眼を置き、費用対効果なども見極めながら検討を進めてまいります。
【意見要望】
ひらかたポイントの制度普及のためには、例えば大学生や子育て世代など若年層にも利便性とメリットを感じる制度であってほしいと思います。スマホ世代であれば、ひらかたポイントカードをわざわざお店で提示するよりも、「オリガミペイ」で支払えば、ひらかたポイントが付与され、それがクーポンとして使えると嬉しいのではないかと思います。
また、有山議員の答弁でもありましたが、協力店舗の拡大を目指すなかでは、各店舗におく端末の月額3,500円が負担となっていることが、課題の一つであると思います。「オリガミペイ」のように、店舗側への負担が少なく、導入しやすいサービスと連携することも、ひらかたポイントをさらに拡大、普及させる方策として有効かと思います。
さらには、「オリガミペイ」との連携により、デジタル決済に係るデータ共有などもひらかたポイントの充実につながるのではないかと考えておりますので、連携におけるシステム構築などの費用も発生するかと思いますが、効果検証も行いながら、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。