公園で花火は禁止か禁止ではないか。自治体によっては花火が許可されています。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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公園で花火は禁止か禁止ではないか。自治体によっては花火が許可されています。

夏と言えば花火ですね。

最近、公園では「あれも禁止、これも禁止」という印象を持つことが増えました。

花火は禁止。
ボール遊びは禁止。
大きな声を出すのもダメ――。

もちろん、公園は多くの人が使う場所ですから、安全面や近隣住民への配慮は必要です。

一方で、子どもたちが身近な場所で遊べる選択肢が少なくなっていることも気になります。

特に夏休み。

「子どもと花火をしたいけれど、家の前では難しい」
「近くの公園で手持ち花火くらいできたらいいのに」

と思う家庭もあるのではないでしょうか。

そこで調べてみると、実は全国には、一定のルールを設けたうえで公園で手持ち花火を認めている自治体が結構あります。

さらに最近では、これまで禁止していた公園について、夏休み期間だけ一部を開放したり、社会実験として花火を認めたりする自治体も出てきています。

全国の「公園で手持ち花火ができる」自治体を調べてみました

自治体のホームページで確認できたものを中心にまとめました。

※抜け漏れはあると思います。
※公園によって個別の禁止事項が設けられている場合があります。また、年度によって社会実験の期間や対象公園が変更されることもあります。実際に利用する場合は、各自治体・各公園の最新情報をご確認ください。

 

地域 自治体 内容 自治体HP
北海道 小樽市 市販の家庭用花火は利用可能。水の用意、後始末、騒音への配慮などが必要 小樽市HP
北海道 北見市 都市公園では花火自体を禁止していない。火の管理や騒音への配慮が必要 北見市HP
北海道 函館市 子ども用の手持ち花火は可能。ロケット花火、打上げ花火、爆竹などは禁止 函館市HP
東北 盛岡市 新山河原公園など指定された3公園で手持ち花火が可能 盛岡市HP
関東 品川区 5公園の指定区域で実施。2025年度の試行を経て2026年度は期間・時間を拡大 品川区HP
関東 練馬区 2026年夏、10公園の指定エリアで試行。アンケートも実施 練馬区HP
関東 立川市 12公園で手持ち花火を試行。3年間実施して今後のルールを検討 立川市HP
関東 三鷹市 夏休み期間に13公園・児童遊園などで実施。前年の試行から対象を拡大 三鷹市HP
関東 千代田区 夏休み期間の土日を中心に8公園・広場で手持ち花火を実施 千代田区HP
関東 印西市 原則禁止から、2026年夏に6公園・広場で試行 印西市HP
関東 つくば市 夏季に市管理公園の多くで手持ち花火が可能。一部対象外あり つくば市HP
関東 戸田市 6公園・広場の指定エリアで実証実験を実施 戸田市HP
中部 高山市 都市公園などで手持ち花火が可能。打上げ・ロケット花火は禁止 高山市HP
中部 美濃加茂市 手持ち花火は禁止していない。打上げ花火は禁止 美濃加茂市HP
東海 名古屋市 一部の公園を除き、マナーを守れば手持ち花火程度は可能 名古屋市HP
東海 豊田市 原則火気禁止だが、音の出ない手持ち花火は利用可能 豊田市HP
関西 枚方市 家族など少人数で行う手持ち花火は可能。打上げ花火などは禁止 枚方市HP
関西 箕面市 市管理公園で手持ち花火が可能。打上げ花火は禁止 箕面市HP
関西 神戸市 手持ち花火は利用可能。一部公園は全面禁止 神戸市HP
関西 尼崎市 安全な手持ち花火などは可能。周囲への迷惑となる利用は禁止 尼崎市HP
中国 広島市 一部を除く市立公園で手持ち花火が可能 広島市HP
中国 呉市 手持ち花火可能。ロケット・打上げ・爆竹などは禁止 呉市HP
中国 周南市 火気使用は原則禁止だが、手持ち花火を例外としている 周南市HP
四国 丸亀市 2026年夏から4公園の指定区域で手持ち花火を試験運用 丸亀市HP
九州 福岡市 公園で手持ち花火は可能。ロケット・打上げ・音の出るものは禁止 福岡市HP
九州 大分市 子ども用の手持ち花火は条件付きで可能。21時までに後片付け 大分市HP
九州 佐賀市 2026年夏、3公園で手持ち花火の社会実験を実施 佐賀市HP
九州 宮崎市 地域と行政がルールを決め、公園で手持ち花火を認める社会実験 宮崎市HP
沖縄 那覇市 市管理公園で線香花火などの手持ち花火が可能。原則21時まで 那覇市HP

 

「全面解禁」ではなく、ルールを決めて使えるようにする

調べてみると、単純に「花火OK」という自治体ばかりではありません。

共通しているのは、

  • 手持ち花火に限定する
  • ロケット花火や打上げ花火、爆竹などは禁止
  • 水を入れたバケツを用意する
  • ゴミは持ち帰る
  • 芝生や植栽、遊具の近くでは行わない
  • 夜遅い時間は避ける
  • 子どもだけでは利用しない

といったルールを設けていることです。

特に面白いのが、最近増えている「まずは夏休みだけ試してみる」という方法です。

品川区では2025年度に試験的に実施し、その結果を踏まえて2026年度は実施期間や時間を拡大しています。

練馬区、立川市、三鷹市、印西市、戸田市、丸亀市、佐賀市、宮崎市などでも、対象となる公園や時間を限定しながら、社会実験や試行という形で手持ち花火を認めています。

「危ないから禁止する」か「何でも自由にする」かの二択ではなく、ルールを決めたうえで、できることを増やしていくという考え方です。

これも一つの「子育て支援」では

もちろん、公園の近くに住んでいる方にとっては、騒音や煙の問題もあります。

ですから、どの公園でも無条件に花火をできるようにすればいい、という話ではありません。一方で、自治体が少しルールを工夫することで、子どもたちが地域の中でできることを増やすことはできます。

大きな施設を整備したり、多額の予算を投入したりする政策だけが子育て支援ではありません。

「夏休みに近所の公園で家族と手持ち花火ができる」

こうした小さなことも、子育て世代にとっては意外と関心の高いテーマなのではないでしょうか。

大きな予算を必要とせず、既存の公園を活用しながらできるという点でも、一つの子育て支援策になり得ると思います。

地方議員の方にとっても、こういった身近なテーマは、市民の方、特に子育て世代に自治体の取り組みを知ってもらうきっかけになるのではないでしょうか。

ぜひ一度、

「うちの自治体の公園では花火はできるのか?」

チェックしてみてください。

意外と「禁止だと思っていたけれど、実は手持ち花火ならOKだった」という自治体もあるかもしれません。

ちなみに枚方市も、家族など少人数で行う手持ち花火については条件付きで可能としています。

そして、これはまた別のテーマですが、公園でのボール遊びについても条件付きで対応しています。公園を「禁止事項ばかりの場所」にするのではなく、安全や周辺環境とのバランスを取りながら、子どもたちができることを少しずつ増やしていく。

こうした公園のあり方も、これから考えていきたいテーマです。

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