CODE for Japan Summit 2024に参加
オードリータンさんと安野さんの対談があるということで参加してまいりました。そして、
Future Forumというセッションの中でCODEFORGIINメンバーとしてもダイアログに参加してまりました。
議員時代もオープンデータや、今はもう死後なのかもしれませんが、ガバメント2.0といった考えを推進してきた身としては、どんどん技術が発達し、構想段階だったものが現実的になりつつあるなと感じました。
オードリータンさんと安野さんのキーノート
オードリータンの取り組み
デジタル民主主義を進めることで
政府への信頼度を9%から最高で73%にまで上げた。
コロナ化において、マスクの可視化、マスクがどこで不足していて、どこにあるかを可視化した。流通がボトルネックになっているのであれば、改善する、というのをやっていた。
ブロードキャスト、政府に反抗するのではなく、皆でブレストしていった。みんなで作る仕組みを進めていって。
安野さん
AIの発達で、ブロードキャストの時代から、ブロードリスニング、いろんな人がいろんなことを言っているのをAIで要約し、政策決定をしていく。
キーワード
PLURALITY(多元性)
1つの視点や考え方だけでなく多様な視点や考え方を認め、テクノロジーと民主主義の共存を目指すこと
ということで、これから日本でも注目のキーワードになっていくでしょうか。
デジタル技術が発達したことで
- 声なき声を拾えるようになった
- 大量の声を要約したり、体系化できるようになった
- 対立も技術でカバーできる部分がある
ということで、分断化が進む世界を技術が救うのでしょうか。
対立を生む前に対話の場を設け、その場づくりに技術を活用することも可能です。(例えば顔を出さないことで感情の対立を生みにくくするなど)
AIだと、人と違って疲れないので、無限にクレームを聞き続けることができるができ、結果として理解しあえる関係になるのではないかという仮説も面白かったです。人と人も時間をかけて話し合うことも大事だなと感じたのと、議員時代を少し思い出しました。
↓日本語版は来年5月出版予定とのことです。
技術を使えば民主市議のアップデートが見込めるという話とともに、それぞれのリテラシーの向上が必要ですね。
技術の発達によるフェイクが出てくるなどマイナスの側面もあろうかと思いますが、g術の発達を良い方向に使っていくことが大事だと思いますので引き続き注目していきたいと思います。
グラレコ
CODE FOR GIINによるダイアログ
~議会消滅?デジタル民主主義の未来~
というテーマで現職議員、元議員、行政職員、市民、学識という様々な立場でダイアログを実施しました。
オードリータンさんと安野さんのキーノートで出てきたようなブロードリスニングが発達レすれば、議員は不要になるのではないか、という問題定義より対話を始めました。
結論が出たわけではないですが、出てきた意見としては、
- 市民の感情を読み取るのが議員の仕事
- なり手不足の解決策になるのでは
- 政策秘書的な役回りが期待できるのでは
などがありました。
皆様はいかが思われるでしょうか。
ダイアログの内容をグラレコにまとめてもらっています。
2020年の記事
2019年の記事
余談
立命館衣笠キャンパスは行ったことありましたが、BKCは初めででした。枚方からはやや遠いですが広くてきれいなキャンパスでした。