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しっかりと事業チェックができる事務事業実績測定調書に/補助金、サンセット方式と言いつつほとんどが継続?

決算特別委員会の質疑です。

 

質問の趣旨

私はいつも決算の質疑を実施するにあたり、事務事業実績測定調書というものを使っております。

 

事業ごとの、目的、目標や実績、決算額等があり、それぞれの事業のチェックがしやすいからです。その調書自体がしっかりと書き込まれていなかったり、指標設定が不適切だとチェックができなくなるので、しっかりと各事業の実態や効果がわかるものにしていただきたいという趣旨での質疑です。

 

具体的には・・・

 

  • 事業のゴールがアンケートの満足度でいいのか?
  • 各公共施設の指標は補修金額だけでいいのか?(利用率、利用人数なども必要ではないか)

 

また、補助金についてはサンセット方式ということで、期間が来たら見直しをするということになっていますが、結果としてはほぼ全部が継続(13/16)となっております。もっとしっかりと見直しをするべき、とも伝えております。

※3つ廃止ですが、もともと廃止が決まっていたものです。

 

 

質問の詳細

【質問】

事務事業実績測定について、総論的な視点から、2点お聞きします。

まず、今年度公表された令和2年度実績の事務事業実績測定から、新たにロジックモデルとロジックモデルの各段階に指標を設定するなど大きく見直しをされています。

決算資料として配付された「事務事業実績測定の概要(令和2年度実績)」やホームページに掲載されている事務事業ごとの実績測定調書を見てみますと、事業効果を測定するアウトカム指標として、イベント事業ではイベント参加者へのアンケートによる満足度が設定されているものや施設の維持管理事業では修繕費の予算執行率が設定されているもの散見され、これで事務事業の効果を十分に測定できているのか疑問に感じたところです。EBPMの観点からも不十分ではないかと思いますが、見解をお聞きします。

 

【答弁】

指標設定につきましては、令和3年3月に策定しました「事務事業実績測定指標設定ガイドライン」に考え方や設定例などについて記載しており、その中で、事業目的に対して指標設定が困難な場合の考え方の一例として、アンケートによる満足度の指標設定などを示しております。

また、事業目的によっては、一つの事務事業でその効果を測定することが困難な場合もあり、このような場合には、アウトカムを類推する指標を設定することができることとしております。

ロジックモデルにつきましては、今年度、初めて本格的な導入を行ったところであり、できるだけ多くの事務事業に、指標設定を行っておりますが、今後は、より適切な指標等の設定となるよう、事務事業の単位設定も含めて検討が必要と考えております。

 

 

【質問】

指標設定については、EBPMの観点からも、より適切な指標が設定されないと意味がないものになってしまいますので、研究・検討をお願いしたいと思います。施設については、利用人数や各部屋の利用率も以前は事務事業実績測定の中で示されていましたので、そういった指標の復活もお願いいたします。

 

次に、今回公表された各事務事業の実績測定調書には、「関係補助金名称」と「サンセット」の項目が新たに追加されています。このサンセットについては、終期にあわせて制度の継続可否を含めた補助金の見直しを実施するもの、と認識しておりますが、令和2年度で終期を迎えた補助金は、何件あったのか、また、その後どのような検討がなされているのでしょうか、伺います。

 

 

 

【答弁】

令和2年度で終期を迎えた補助金は、16件となっております。

これら補助金のサンセットにつきましては、より適正な補助制度の構築、転換、運用が図られるよう、平成28年度に「補助金の見直しに関する方針」を策定し、運用しているもので、終期を迎えた補助金につきましては、所管部署において、公益性、必要性、有効性、公平性、妥当性の視点で、継続の可否について見直しを行ったものです。

 

 

【質問】

令和2年度で終期を迎えた16件の補助金については、所管部署において継続の可否につい見直しを行ったとのことですが、見直しの結果、継続することとなった補助金の件数をお聞きします。

 

【答弁】

令和2年度で終期を迎えた補助金16件のうち、文化国際財団の解散に伴い3件の補助金が廃止となっており、その他13件は継続となっております。

 

 

【質問】

補助金16件のうち、13件が継続とのことでしたが、文化国際財団の解散がなければ、高い割合で継続していたことになります。こうした結果から考えますと、所管部署による見直しでは、継続ありきでの検証、検討に終わり限界があるのではないでしょうか。サンセット終期のタイミングで、所管部署での見直しにとどまらない検証・検討が必要と考えますが、見解をお聞きします。

 

【答弁】

補助金につきましては、サンセット導入時の平成28年度に一定の見直しを行っており、今年度と来年度におきましても、補助金に限った見直しではありませんが、すべての事務事業を対象とした見直しを行う中で、必要に応じ、総合政策部と所管部署がヒアリングを行うなど、所管部署とともに検証・検討を行っているところです。

今後も、補助金の効果的な検証手法について、検討を行ってまいります。

【意見要望】

市としてもロジックモデルや、EBPM、PDCAサイクル、また補助金のサンセット方式の導入など、事業や補助金の見直しをやっているようにおっしゃりますが、実態を見てみるとまだまだ毎年の事業のチェックができていないのではないかと感じます。それぞれの担当課においては、これまでも続けてきたから特に疑問も抱かずにこれからも続ける、であるとか、課題は感じているけど変更するのは手間がかかるから現状維持とならないようにしっかりと、事業の目的や必要性、社会情勢の変化などを捉えて事業のあり方を考えていただきたいですし、その部署に新しく異動してきた職員や若手職員などの素朴な意見にも耳を傾けて事業の見直しを行っていっていただきたいと要望して質疑を終わりといたします。

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