枚方市の子育て世帯の優先順位が高い施策とは。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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枚方市の子育て世帯の優先順位が高い施策とは。

少子化対策の観点や未来への投資、そして子育て世帯の負担軽減から、教育子育てに重点投資していくべきだ、という主張は市議会議員になってからずっとしております。

 

そして、他市の調査をしていく中で、参考になる取り組みと調査結果がありました。その内容を踏まえて枚方市でも同様のものがないか探していると見つかりましたので共有いたします。

 

私のブログでもたまに紹介することのある子ども子育て支援事業計画第2期の中の調査の詳細を担当課からいただき、整理しました。

 

 

 

 

就学前児童のお子さんを持つ家庭のニーズ

調査期間は平成31年1月頃で、コロナ前ですので、今とは少し状況が違っている可能性があります。

 

子どもが集まれる屋外施設(屋内施設は6番)、子育てのバリアフリー化、子育て世帯の経済的援助がトップ3

 

(回答数=1,831)

 

回答数 構成比
親子が安心して集まれる公園等の屋外の施設を整備する 1,112 60.7%
子連れでも安心して出かけられるよう、オムツ替えや授乳のためのスペースづくり、歩道等の段差解消等の「子育てのバリアフリー化」に取り組む 1,067 58.3%
子育て世帯への経済的援助の拡充(育児休業給付、児童手当、扶養控除の拡充等) 1,062 58.0%
保育所や留守家庭児童会室等の働きながら子どもを預ける施設や定員を増やす 904 49.4%
安心して子どもが医療機関(小児救急など)を利用できる体制を整備する 901 49.2%
親子が安心して集まれるつどいの場等の屋内の施設を整備する 796 43.5%
子どもの安全を確保する対策を充実する 751 41.0%
一時預かり事業、夜間保育、休日保育など、多様な保育ニーズに対応できるサービスを充実する 740 40.4%
幼稚園の保育サービス(早朝、夕方の預かり保育の延長や夏休み等の預かり保育など)を充実する 653 35.7%
親子が安心して集まれる保育所や幼稚園の園庭開放等を充実する 518 28.3%
子育て支援に関する情報提供を充実する 410 22.4%
家事専業の方など誰でも気軽に利用できるNPO等による保育サービスを増やす 409 22.3%
子育てに困ったときの相談体制を充実する 371 20.3%
児童虐待の防止と早期発見等を図るために関係機関と地域の連携を強化する 365 19.9%
子育て中の親の仲間づくりや子育ての知識や技能の取得に役立つ機会や内容の充実を図る 322 17.6%
きめ細やかな障害児保育制度の充実を図る 305 16.7%
公営住宅の優先入居等、住宅面での配慮や支援 243 13.3%
子ども食堂への支援を充実する 217 11.9%
子育てサークル活動への支援を充実する 139 7.6%
その他 74 4.0%
特になし 20 1.1%
有効回答数 1,831 100.0%

 

小学生のお子さんを持つ家庭のニーズ

子育て世帯の経済的援助、子どもが集まれる屋外施設、小児医療がトップ3

屋内施設は6番目にあります。

 

ある程度行動範囲が広がってくるので4番目に安全確保が入ってきていますね。

(回答数=1,760)

 

 

回答数 構成比
子育て世帯への経済的援助の拡充(育児休業給付、児童手当、扶養控除の拡充等) 911 51.8%
親子が安心して集まれる公園等の屋外の施設を整備する 884 50.2%
安心して子どもが医療機関(小児救急など)を利用できる体制を整備する 709 40.3%
子どもの安全を確保する対策を充実する 709 40.3%
親子が安心して集まれる保育所・幼稚園や小学校の運動場等の開放を増やす 621 35.3%
親子が安心して集まれるつどいの場等の屋内の施設を整備する 560 31.8%
一時預かり事業、夜間保育、休日保育など、多様な保育ニーズに対応できるサービスを充実する 554 31.5%
保育所や留守家庭児童会室等の働きながら子どもを預ける施設や定員を増やす 509 28.9%
子連れでも安心して出かけられるよう、オムツ替えや授乳のためのスペースづくり、歩道等の段差解消等の「子育てのバリアフリー化」に取り組む 373 21.2%
幼稚園の保育サービス(早朝、夕方の預かり保育の延長や夏休み等の預かり保育など)を充実する 342 19.4%
子育て支援に関する情報提供を充実する 318 18.1%
家事専業の方など誰でも気軽に利用できるNPO等による保育サービスを増やす 303 17.2%
子育てに困ったときの相談体制を充実する 286 16.3%
児童虐待の防止と早期発見等を図るために関係機関と地域の連携を強化する 240 13.6%
きめ細やかな障害児保育制度の充実を図る 214 12.2%
子育て中の親の仲間づくりや子育ての知識や技能の取得に役立つ機会や内容の充実を図る 204 11.6%
子ども食堂への支援を充実する 159 9.0%
公営住宅の優先入居等、住宅面での配慮や支援 151 8.6%
その他 121 6.9%
子育てサークル活動への支援を充実する 103 5.9%
特になし 58 3.3%
有効回答数 1,760 100.0%

 

 

 

四條畷市の調査結果。

参考となったのが、四條畷市の子育て支援プロジェクトチームの取り組みと、その調査です。

 

四條畷市子ども・子育て支援アクションプランを策定しました

 

 

職員向けアンケート

質問項目の設定の仕方で変わってくる部分もございますが、参考程度に。

対象は201年7月5日から7月20日において四條畷市役所に勤務しているもの626人で回収は162件(25.9%)でした。

3つの区分がありますが、

区分A・・・職員全員

区分B・・・女性職員全員

区分C・・・18歳以下の子どもがいる女性職員全員

 

です。職員アンケートであれば、役所内のシステム使って簡単に答えられるので、1つの参考にするのはいいですね。母集団の偏りはあるかもしれませんが。

 

 

24時間対応の小児科専門委員、子ども医療費助成、長期休業中に遊べる教室・校庭、放課後ボールで自由に遊べる、通学路の安全、と続きます。

 

 

↓こちらが都市機能、環境などについて。

きれい・安全なまちが、雨の日も遊べる施設がある、ボールで中に遊べる空間、子ども連れで利用してもいい店(枚方市で言うところの「子育てのバリアフリー化」)、と続きます。

 

 

市民向けアンケート

 

2017年8月15日から10月17日までの間で、推定2823人

回収結果1,468件(52%推定)

 

対象は、公立小学校(低学年)、特定教育・保育施設(小規模含む。)、ステップ★なわて、つどいの広場、子育てサロン4箇所の利用者、子育てサークル、障がい児親の会マカロニ、発達障がい親の会カラフル、カンガルーホップの所属者

 

 

集計の仕方というか、まとめ方が職員向けと少し違うので見にくい部分はあるかもしれませんが、以下のようになっております。

結果は詳細は以下をご確認いただければ嬉しいですが、TOP3は共働き夫婦、専業主婦いずれも、安心安全なまちづくり、高校生までの医療費助成、芝生化・ボールで遊べる、ベンチや屋根がある特色ある公園があるとなっております。

 

 

全体

共働き世帯

 

専業主婦

 

 

 

 

 

こういった調査結果も元に、私の中での子育て支援の政策の優先順位を考えてまいりたいと思います。

 

遊べる場所と経済的負担と安全なまちが重要ですね。

 

そう考えると、医療費助成や、放課後子ども教室の全校導入などが急がれるのでしょうか。

 

放課後子ども教室については、コロナ禍で財政状況が厳しいということで、当初は令和5年度に全校導入のものが、不透明となりました。

 

↓当時の委員協議会でもコロナ禍で財政状況が厳しいのは理解するがこの事業にしわ寄せを持ってきてもいいのか、ということは意見しております。

教育子育て委員協議会の放課後キッズクラブについて

 

 

市としても進めたがっている中学校給食の全員喫食は優先順位的にどの程度になるでしょうか?

今は50%分まで対応でき、現状は30~35%程度の方が選択しております。まだ、15~20%分給食を作る余力はあります。

仮に全員喫食に切り替えると、当時の試算では初期費用に3億円、毎年5億円かかるとされています。

 

 

 

中学校給食は全員喫食にするべき?このままの選択制のままでいい?

 

 

 

ちなみに、以前の議会でのやりとりの中では、

医療費助成のさらなる拡大については、年間約2億円とされています。市民のニーズ、費用対効果的には高3年までの医療費助成の方がよさそうですがいかがでしょうか?

保育料第二子以降の無料化、医療費助成高3年までの拡充はいつから? | 枚方市議会議員 木村亮太オフィシャルブログ「未来に責任」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

 

全員喫食については反対しているわけではないのですが、優先順位として何が一番が高いのか、ということはしっかりと考えたいと思います。

 

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