SDGsについての研修会【枚方市】 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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SDGsについての研修会【枚方市】

今日の午前はSDGsについての研修会です。

 

講師は

三井住友海上火災保険株式会社 関西本部部長

安岡秀樹氏

 

こちらの研修は枚方市公民連携プラットフォームの提案を採用したということです。

コチラですね。

 

他にも公民連携プラットフォームでの課題がありますので、ご提案もお待ちしております。

枚方市公民連携プラットフォームで現在募集中のテーマ

 

現状の背景

干ばつ、廃棄問題、貧困、海洋汚染、洪水、森林破壊・・
世界の持続可能性が危機に。
平均気温は上昇中
平均気温が1.5℃、2.0℃それぞれ上がった時に関連する予測。
※IPCC1.5℃特別報告書より
工業化以降、人間活動は約1.0℃の地球温暖化をもたらしている。
現在の進行速度では地球温暖化は2030~2050年に1.5℃に達する。
他にも
経済問題
経済危機の頻発、経済格差の拡大、社会福祉財源の不足、失業率の悪化
社会問第
貧困、教育機会の不平等、差別とハラスメントの増加、感染症の流行、少子高齢化・人口爆発、紛争の長期化・複雑化
環境問題
地球温暖化の進展、水問題の深刻化、自然災害の増加、エネルギー問題の深刻化、生物多様性の喪失、気候変動の激化
このままでは、社会・経済活動が維持できないということ。

SDGsとは・・・

2015年9月国連にて、持続可能な開発のための2030アジェンダを採択
アジェンダとは・・・実施すべき課題。

SDGs

「持続可能な開発目標」と訳されるが、直訳。
わかりやすくいうと「持続的に発展していくための計画」。
「将来を見据えて今できることをコントロールしてやりましょう」という話
2030年までに持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するための17の国際目標と169のターゲット。

SDGsの特徴

  • 普遍性・・先進国を含め、全ての国が行動する
  • 包摂性・・人間の安全保障の理念を反映し「誰一人取り残さない」
  • 参画性・・全てのステークホルダーが役割を担う
  • 統合性・・社会・経済・環境は不可分であり、統合的に取り組む
  • 透明性・・進捗度合いを対外的に公開
17のゴール(目標・なりたい姿)には、169のターゲット(行動目標)と進捗管理のための232の指標(目標値や達成度)が設定。
17のゴールは以下の通りとなっています。
SDGsの世界達成度ランキングは以下のようになっていて、ヨーロッパ諸国が上位に来ていますね。
日本は18位。
アメリカ、ロシア、中国は下位です。

日本の目標別達成度の特徴としては

  • 達成度が高く取り組みが順調に進んでいる目標
    4教育、9産業と技術革新、16平和と構成
  • 達成度が低く取組みの強化が必要な目標
    5ジェンダー平等、13気候変動対策、14海の豊かさ、15リクの豊かさ17パートナーシップ
  • 達成度は低いが進捗度が順調な目標
    1貧困、3健康と福祉、11住み続けられるまち

自治体におけるSGDsとは

過去から地方自治体が推進してきた取組みそのもの。
既存の事業をSDGsと紐づけることが市民へのわかりやすいメッセージにもなる。

SGDsウォッシュ

SDGsに取り組んでいるように見せて、実態が伴っていないことを揶揄した表現です。
真剣に取り組むつもりがないのに既存の取り組みにSDGsを無理に関連付けて、SDGsに取り組んでいるとPRすることや、ある事業ではSDGsの取組を行っているといえるが、別の事業ではそれに反する取り組みを行っていること、などがあげられます。
また悪気なく関連性のありそうな既存事業をSGDsの取組としてPRしただけだったとしても、実際にやっていることに乖離している状態であれば、SDGsウォッシュだと揶揄される可能性があります。
最近は中学入試の問題にもなっている。
若い人達は会社を選ぶ際にもSDGsに取り組んでいるかという視点もある。

枚方市の取り組み

枚方市は紐づけるようにしました。
また7月9日づけで「枚方市SDGs取組方針」を策定しました。
==
「持続可能な開発目標」という直訳よりもわかりやすく訳した「持続的に発展していくための計画」がしっくりきました。
持続可能な自治体経営は私も訴えてきましたので、引き続き持続可能性も考えて取り組んでいきます。
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枚方市にはありませんが、他市では公立の小中学校のグラウンドには夜間照明(ナイター設備)が付いているところが結構あります。
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