サンプラザ3号館の床、即売却以外の可能性も検討を。
3月9日の議案審議の内容、移転条例についての質疑です。
質問の趣旨
- これからの枚方市駅周辺再整備で、サンプラザ3号館から、新しく開発される3街区に移転する行政窓口(消費生活センターとサンプラザ生涯学習市民センター)。
- 3街区への移転は最短で令和5年秋ごろです。
- そのため、住所変更の条例が審議されました。
- サンプラザ3号館のビルの一部の床を市が所有しているのですが、今後の対応について伺いました。
- 市としては「売却も視野に」ということです。
- 売却も選択肢にしたうえで、貸すなど有効活用はすべきです
- 駅直結のビルの床ですので直ちに売却するのがいいのかはしっかり考えたほうがいい、という意見を伝えております。
質問の詳細
【質問】
議案第135号 枚方市立消費生活センター条例及び枚方市立生涯学習市民センター条例の一部改正について、お尋ねします。
今回、枚方市駅周辺再整備事業に伴い移転することとなっている、サンプラザ3号館2階の消費生活センターと5階のサンプラザ生涯学習市民センターについてですが、それぞれの延床面積及び共益費・各種委託料・光熱水費といった年間の施設維持管理費について、お伺いします。
【答弁】
まず、消費生活センターについて、お答えします。
サンプラザ3号館2階の消費生活センターの延床面積は約337㎡、令和元年度の施設維持管理費の合計は、年間約916万円となっております。
【答弁】
続きまして、サンプラザ生涯学習市民センターについて、お答えします。
サンプラザ3号館5階エリアの延床面積は約802㎡、令和元年度の施設維持管理費の合計は、年間約2,493万円となっております。
【質問】
今後、両施設の移転に伴って、市が床を区分所有する消費生活センターやサンプラザ生涯学習市民センターの跡地について検討されると思いますが、どのような方向性で検討を進められるのでしょうか。
【答弁】
消費生活センターやサンプラザ生涯学習市民センターの跡地につきましては、公共施設マネジメントの観点から延床面積の縮減へ向け、売却も選択肢のひとつとして、今後、庁内で検討を進めてまいります。
【意見要望】
サンプラザ3号館は老朽化が進んでいることや、耐震化の問題があるとはいえ、枚方市駅に直結した好立地にあります。有効活用は重要ですが、市駅周辺再整備における4街区と同様に、駅前の一等地に所有している市の土地、床を現時点ですぐに売却することが本当にいいのかというのはじっくり考えていただきたいと思っております。今後、市駅前再開発事業の進捗によって資産価値が上昇することも想定されます。また、担当部署に確認したところ、市はサンプラザ3号館全体の約18%の床を所有しており、区分所有者間での議論の際にも一定の発言権があると思われます。今後、周辺の街並みが変遷するなか、所有者間で建替え等の機運が熟したときにも、合意形成に有効に機能するのではないかとも考えられます。
現状発生している年間約3400万円の維持管理経費やここの床を売却したときの金額と比較しながらとはなりますが、しばらくの間、テレワーク促進の一環としてコワーキングスペースとして活用したり、民間企業に賃貸したりするなど、幅広く検討を進められるように要望いたします。ちなみに、移転先の3街区での行政コーナーの5階6階での床の取得や2900~3000㎡で22億円です。築年数や建物性能が違うので単純比較はできないですが平米単価、坪単価の参考の1つにしてください。また、建物の所有者として耐震化や建て替えの働きかけも引き続きよろしくお願いいたします。