ICT機器を活用した教育について
今日はICT教育についての議員研修会でした。
第一部は教育委員会から枚方市の取り組みの報告と枚方市教育アドバイザーである堀田博史氏からの講評、第二部は(株)情報通信総合研究所 特別研究員 平井総一郎氏による講演でした。
14時開始で休憩を挟み17時終了でした。研修にあたり準備をしていただいた正副議長・正副委員長・議会事務局の皆様、教育委員会の皆様、ありがとうございます。
第一部:ICT機器の活用による新たな学校教育の実現に向けて
報告:枚方市教育委員会学校教育部教育指導課主幹 永山氏
講評:園田学園女子大学教授 堀田博史氏(枚方市教育アドバイザー)
端末・アプリケーションソフト
ipad LTE月7GB
Gsuitefor Education
クラスルーム
連絡事項の周知、課題の出題や提出、採点や管理などをペーパーレスで。
Gミート
オンライン上でリアルタイムによるコミュニケーション
Gフォーム
簡単にアンケートの作成、回収。
一人一人にGアカウントを付与
学びを充実させるアプリケーションソフト
タブレットドリル
・理解度に合わせて問題を選択しながら学習
・問題を解いたらすぐに自動採点
・教員は個別の学習状況を把握。
ミライシード(中学校)
ロイロノート(小学校)
ICT教育の3つの柱
- 学力向上・授業改善
- 子ども支援・家庭連携
- 業務改善・働き方改革
伊加賀小学校(グーグルフォームで出欠連絡)
教職員のスキルアップに向けた実践として
情報教育推進ワーキングチームを設立して、オンライン会議を実施している。
好事例を全体で共有していく。
オンラインによる教職員研修。
必要なスキルアップを学校にいながら習得。
枚方市内の授業実践収集と共有。
学年、教科、学習形態でクロス検索できるシステムを構築中。
1日の学習時間が増えたかどうかを検証材料の1つに
ICTを活用してもらうために授業の達人を増やす
授業中にタブレット使うとかの割合は他の国と比べても低いが、チャットをするはトップ。
課題
教員による格差。学校間格差。
第二部:ポストコロナの学びを求めて
(株)情報通信総合研究所 特別研究員 平井総一郎氏
メンチメーターやコメントスクリーンなども活用しての、双方向感ある講演でした。
BEFORE
AFTER
先生も慣れてないんだから温かい目で。
教育は社会で必要な能力を身に付ける場。
AI、ロボットの時代になっているので、
- コミュニケーション能力
- クリエイティビティ
- スペシャリティ
を見につける学習が必要。
社会の求めるスキルが変わる。
入試自体も変わってきている。
慶応SFC AO入試3分間のプレゼンテーションビデオが提出必須に。
就活も変わってきている。
カルビー、1次面接は動画。他にも300社。
これからの社会がどんなに変化して予測困難になっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来を、ともに作っていきたい。
インプット:アウトプット=7:3
を
インプット:アウトプット=3:7
そしてアウトプットの後はフィードバック。フィードバックしやすいクラスづくりが必要。
使ってる使ってないは、通信量とアクセス履歴の頻度でわかる。
前には大型モニターが必要。65インチ推奨。
今後は、NHKforスクールをみてから授業では探求。学校では深い学び。という流れも。
やってみて失敗したらやめたらいい
木村の感想
タブレットを活用した教育により質がかなり向上すると思います。これまでの黒板授業に比べると写す時間や共有する時間が段違いに短くなり、双方向感を出した授業もやりやすくなります。また、個々に応じた学びにも対応していくことができます。
また、仮に再度臨時休校になったとしてもオンラインで授業も可能です。
これからの新しい時代の学びには必須のツールだと思っていますので、どんどんタブレットを活用して教育の質を高めていただきたいです。期待大です。
費用的には相当な金額ですので、投資した価値があるように、とも思います。
タブレット端末の整備スケジュールや費用などについてはコチラの記事に記載しております。