枚方市の公立保育所はアプリで出欠管理ができるようになる予定。
コロナの影響で行政のデジタル化が加速
行政の様々なところで(遅まきながらも)デジタル化が進んでいます。菅総理もデジタル庁の創設を掲げるなど国としてもデジタル化の流れが加速しそうで、このことについては非常に良いことだと思っています。
デジタル化の中で、学校・保育所・幼稚園の学校側と児童生徒・保護者側の連絡は全部デジタルでいいと思っています。
保育所・幼稚園・小中学校に子どもを通わせている保護者の年代からすると概ねスマホ持ってると思います。ですので、スマホで連絡できたら、保護者にとっても教師にとっても今より負担が軽減されると思います。
(持っていない方には個別対応)
という話をしていたら、こういう報道もありました。
私も枚方市の教育委員会に提言している話が文科省からも。これは大賛成。
学校と保護者の連絡はデジタルで 文科省、教育委員会に通知(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/mqBKv9CEbB
— 木村亮太@枚方市議会議員 (@kimura_ryota) October 23, 2020
公立保育所ではアプリで出欠管理が可能に
そういう中で、ブログタイトルの通り、公立保育所11園と小規模保育6園については、補正予算を組んで、保護者のスマホからアプリで出欠の連絡などができるシステムを構築しているところです。
今年度中に、保育ICTシステムというものを導入し、以下のようなことが可能になるということです。
- 登降園管理
登園時間の管理をICカードで打刻またはタブレットへの直接タッチで打刻管理 - 欠席・遅刻・お迎え管理
欠席の連絡、迎えの時間の変更、お迎え者の変更がスマホで登録 - 園児情報管理
園児台帳、検温・午睡・身長・体重・個人記録を管理
現在の手書きメモを時間外等にデータ化する作業を無くし、情報入力の一貫したデジタル化を進める等、業務の効率化を図る。
※業者が確定していないので、最終的な機能とは若干変わる場合もあります。
- 費用(予算ベース)
- 初期費用約730万円(タブレット購入費)国が半分補助。
- ランニング費用 約900万円/年
- 通信費600万円/年
- システムリース料300万円/年
このシステムが導入されれば、保護者からの連絡も楽ですし、保育士の業務軽減にもつながりますね。
17園ですので、
1園あたり初期費用は43万円、ランニングコストは53万円。安いに越したことはないですが、これで保護者の利便性と保育士の残業時間の軽減ができれば費用対効果はあると思います。
公立保育所以外でも同様にオンライン上で出欠連絡ができるように
公立保育所は実施されますが、公立幼稚園や、(一部を除き)公立の小中学校、留守家庭児童会室(学童保育)はまだです。
枚方市の小中学校には今年度中に全生徒にタブレットが配布されます。また、それも活用してオンライン上で出欠管理できるようにトライアルやっている学校もあると聞きました。
保護者からしたら大きい意味では保育所も、学校も、留守家庭児童会室も全部一緒だと思いますので、全部できるようにしたいですよね。
ということで、私も私の立場で働きかけていきます!
2021年3月4日追記。
公立幼稚園については、公立保育所と同じようにアプリで出欠管理するための費用が令和3年度当初予算として計上されました。可決されれば令和3年度中にはアプリが導入される見込みです。
予算ベースで520万円(市負担200万、府負担320万)ということですので、利便性向上、業務効率化、職員・保護者の負担軽減で元をしっかりと取っていただきたいですね。