新型コロナウイルスのNOW!!第2波読んでみました。PCR検査とは。年代別死亡率や重症化などについて。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
ブログ

新型コロナウイルスのNOW!!第2波読んでみました。PCR検査とは。年代別死亡率や重症化などについて。

新型コロナウイルスから社会を守る時限的な緊急プロジェクト『コロナ制圧タスクフォース』のメンバーの公立陶生病院の武藤先生が作成された新型コロナウイルスのNOW!!第2波を読んでみました。
97枚のスライドにわたる非常に読み応えのあるものとなっております。
PDFファイル
その一部を抜粋いたします。

    そもそもコロナにかかるとどうなるの?

    • 基本的には80%以上は風邪みたいな症状でそのまま改善。
    • ただ、7-10日目くらいでいきなり悪化する人がいる。
    • そこを見逃さないようにするのが大事

    重症化とは何が起こること?

    • 呼吸状態が悪くなる
      →1分間の呼吸回数が25-30回を超えて、肩で息をしたり歩くだけで苦しくなる。
    • 意識状態が悪くなる
      →呼吸ができなくなるとともに受け答えもおかしくなったり反応しなくなったりする。
    • 38℃以上の発熱が下がらないまま7-20日に突入すると重症化する印象

     

    軽症者・中等症者・重症者とは??

    一般的な市民の感覚と専門用語での定義のずれがあることもありますので、専門的な意味での軽傷、中等症、重症の定義です。

    軽症

    • 肺炎がない人
    • 嗅覚・味覚の障害の身の人
    • わずかに肺炎がある人
    • 発熱や倦怠感、咳がある人
    • 「微熱が続くし、咳が出るし、だるい。身体も重い感じだし、何となく治りきった感じがしないし・・・」ってのも含むようです。

    中等症

    • 呼吸困難がある
    • 呼吸回数が1分間に25-30回以上(肩で呼吸)
    • 肺の画像がどんどん悪くなる
    • 酸素を吸って安静にして入院しないと、とても呼吸状態が保てない状態

     

    重症

    • 呼吸不全で人工呼吸器
    • ショック状態
    • 肝臓腎臓なども壊れていく人
    • 人工呼吸器を使用して集中治療室に入るような例(ECMOもココ)

    小児の感染者数や死亡者数、年齢別の死亡率

    小児の感染者や死亡報告

    • 90%以上が中等症以下で軽快している。
    • 死亡率は2143例で1例
    • 1歳以下は小児と比べると2-3倍重症化しやすい

    死亡率(年代別)他の肺炎との比較

    報道でも言われていますが、年齢が上がるごとに死亡率が上がる
    49歳以下は1%超えない、50-59歳で1.9%、60-69歳で5.8%、70-79歳で17.1%、80歳以上で22.9%

    他の普通の肺炎の死亡率は

    • 5-14歳で0.5%、15-44歳で2.3%、45-64歳で5.6%、65歳以上で15.1%
    • 18-64愛で7.3%、65-84歳16.1%、85歳以上29.7%というデータもある。

    PCR検査や検査方法について

    検査方法はPCR検査、抗原検査、抗体検査

    PCR法

    • 人体内のウイルスの遺伝子を見つける検査
    • 感度(見つける力)は59-70%程度(100人中30人以上見落とす)
    • 過信は禁物
    • 費用は20,000円程度。

    抗原検査

    • ウイルス自体を見つける検査
    • PCRほどの性能ではない。
    • 感度は(50-80%?)
    • 30分で結果が出るのはいいところ
    • 費用は数千円

     

    抗体検査

    • ウイルスに対する抗体があるかどうか
    • 感度は高い(90%以上?)
    • 30程度で結果が出る
    • 費用は数千円
    • 現在の感染状況はわからない

    検査が陰性ということの意味

    • 検査が陰性=感染してないではない。70%の感度(見つける力)ですので。
    • 今回採取した検体の中にウイルスを見つけることはできなかった
      →何度もやれば出るかもしれない
    • 検査陽性の証明はできても感染していないという証明ではない。
      →病気ではないということではない。

    感度と特異度

    • 感度・・ウイルスを見つける力
      →感度が高いと取りこぼしがない。
    • 特異度・・陰性のものを正しく陰性と判定する確率
      →特異度が高いと正しく判定できる

    偽陰性と偽陽性

    仮に感度70%特異度99%とすると

    偽陰性

    10000人の中に1000人の患者がいる場合・・
    1000人中見つける力(感度)は70%なので、700人は見つけられるが300人は取りこぼすことがある→偽陰性

    偽陽性

    10000人の中に10人の患者がいる場合。
    仮にその患者を全員見つけたとして残り9990人の1%である99.9人を陽性扱いにする。
    健常者なのに陽性者となってしまう。→偽陽性

    PCR検査をするのが早すぎると見つからない(陰性になる)

    • 確定患者でPCR検査をした場合でも、感染した日に検査をしてもほぼ100%陰性になる。
    • 感染した日から5-12日間くらいは検査の内容が信頼できる期間
    • 発症した日からでいうとその日から8日後まで位の期間
    • 発症翌日でも3割くらい見落とす
    こういうこともあるので、それぞれの状況を踏まえて検査をする。
    ということになっているので、結局PCR検査が万能というわけではないようです。
    ただ、「不安な気持ちもあるので検査してほしい!」という部分もあると思いますので、その兼ね合いですね。
    すでに「これくらいの内容は知ってるよ」という方もいるとは思いますが、PCR検査や症状、重症化のリスクや死亡率などについて少しでも参考になれば幸いです。
    ということで、私としては、世田谷区が発表しているいつでもどこでも何度でもの方針は少し違うかなと考えていますが、まだまだ分からない部分もありますので今後もさらに情報を収集してまいります。
    SNSにシェア
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    次の記事(2020/08/07)
    調理場がストップした時のストックは1日分で大丈夫?
    前の記事(2020/08/06)
    本当に厳しい状況にある店舗などで使われるように制度設計を。
    記事一覧