6月1日教育子育て委員協議会が開催(教育振興基本計画の見直しと、タブレット端末整備について)
今日は6月定例月議会に向けての事前の協議会である、教育子育て文教委員協議会が開催されました。
案件は
- 枚方市教育振興基本計画の見直しについて
→計画を4年ごとに見直している。 - ICTを活用した学習環境の整備について
→小1~4についてもタブレット端末の配備をしていく。
の2点です。
委員協議会は席の間隔を空けて密を避けて実施しております。1時間に1回程度の換気休憩もあります。個人的にはオンライン会議の可能性も今後考えつつ。 pic.twitter.com/CknrHcCTKE
— 木村亮太@枚方市議会議員 (@kimura_ryota) June 1, 2020
実際に座るとこんな感じです。
こちらが去年の様子(上の写真と比べると密ですね)
枚方市教育振興基本計画の見直しについて
平成28年6月に策定した「枚方市教育振興基本計画」は令和9年度までを期間とする12年間の計画。4年をめどに取り組みの検証・評価を行ったうえで見直すことにしている。
今後の予定としては
- 7月に学識経験者への意見聴取
- 8月教育子育て委員協議会へ計画の見直し案の説明
- 8~9月素案に関するパブリックコメントの実施
- 9月枚方市教育振興基本計画の見直し
事業費は学識経験者に対する報奨金なので、53万円程度。
木村の意見
計画の指標がやや不適切?
幼児教育については「子どもを預かる」以外の指標も必要では?
詳細は別記事にまとめました。
→枚方市教育振興基本計画の進行管理には適切な指標設定と評価を。
他の議員の意見
9月入学についてはどう考えているのか?
学校教育と社会教育の連動も必要
ICTを活用した学習環境の整備について
国では令和5年度までに一人一人に端末を整備する方針でしたが、コロナを受け計画を前倒しにしました。
国の予算でタブレット端末整備の補助金がありました。
- 当初は令和元年度補正分で小5~中3
- 追加で令和2年度補正分で小1~小4
枚方市も当初は国からの補助が出る小5から中3までの分を4月30日の閉会議会で可決しました。
その後、国の補助が小1~4も対象となることがわかり、今回の委員協議会で小1~4についてもタブレット端末を整備することが報告されました。
タブレット端末の導入スケジュールは以下の通り。中3は8月からでそれ以降順次。またICT環境にない家庭に対しても6月中旬を目処に中3から優先的に端末を貸し出します。
※8月31日追記。スケジュールが変わりました。
こちらが新しいスケジュールです。
中3→中2→中1→小6→小5・・・
の順番から
中3→小6→中2→中1→小5・・・
になりました。
該当部分のみ。
旧)
新)
一人一台のタブレット端末の整備がメインですが、それ以外にも以下のように周辺機器の整備やサポーターの配置も併せて実施いたします、
- 一人一台タブレット(教員・児童生徒用34,200台)
LTEモデルのipad、リース5年間
予算:約3億円+債務負担行為46億円 - 周辺機器の整備(大型掲示装置)
予算:約4000万円 - 校内のWIFI環境の整備
工事期間:令和2年6月~令和3年3月
約:4.8億円 - インターネットの通信料
令和3年4月から令和5年3月(2年縛り)
予算:債務負担行為で約2500万円 - 中学校授業支援ソフト
ベネッセ社ミライシード(現在中学校で使用中)
令和2年8月~令和6年7月
予算:1400万円+債務負担行為8400万円 - 家庭学習のための通信機器整備
ICT環境のない家庭(約1000人)に対して中3から優先的に端末を貸し出す(タブレット200台、学習用PC、教員用のLTEタブレット)
予算計上なし - 学校からの遠隔学習機能の強化
臨時休業等の時のために学校側が使用するカメラやマイクなど(国からは上限3.5万円補助)
予算:224万円 - GIGAスクールサポーターの配置
4校当たり2人配置
令和2年9月~令和3年3月
予算:約3700万円
木村の意見
効果検証をしっかりと。導入することが目的になってはいけない、
詳細は別記事にまとめました。
→一人一台のタブレット端末の整備。お金をかけるものだからこそ効果検証を。また学校からの資料や情報のデジタル化・オンライン化の促進も。
他の議員の意見
ブルーライトやフィルタリング機能はあるのか?
→フィルタリング機能あり、自宅WIFIからの接続でも有害サイトへのアクセスはできない。
セキュリティ対策は?
→一括管理、リモートで使用中止できる。
遠隔授業を早くやっていくべきだ。
ICT支援員は4校で2人ではなく常駐してほしい。