健康長寿の秘訣~内科医の視点から~枚方市民公開講座
今回のブログでは、9月14日にビオルネの5階ヴィーゴで行われた講座「健康長寿の秘訣」というものに参加した時のものです。
講師は12月にビオルネの中にオープンする田中内科の田中院長です。
講座の内容
運動・スポーツをすることで生じる医学的な効果
・心肺機能や筋力の増強、楽しむことでストレスの解消につながるなど、主に心身の発達に大きな影響を与える。
・運動・スポーツはし過ぎてもしなさ過ぎてもは免疫力の低下につながり、風邪の発症につながる。そのため、適度な運動が最も風邪の発症を抑えることができる。
スポーツ内科とは
病気は主に遺伝的要因・環境的要因によって発症する。
※環境要因とは主に生活習慣からくる(Ex.食事、運動、睡眠)
スポーツ内科とは、
・上記の2つの要因からくる内科疾患の予防や治療に運動・スポーツを積極的に活用する医学
・プロのスポーツ選手やスポーツに積極的に取り組んでいる学生等に対して、運動・スポーツにより生じる内科的問題の予防や治療を行う
最近の医学界で流行らせようとしている言葉
フレイル
高齢期に見られる身体的・精神的・社会的「虚弱」
(Ex)1年間で体重が4-5キロ減った、疲れやすくなった、筋力(握力)が低下した、歩くのが遅くなった、身体の活動量が減ったなど
サルコペニア
高齢期に筋量が低下した状態。身体的な能力が低下した状態
ざっくりまとめると
フレイル
└身体的衰え(サルコペニア)
└精神的衰え
└社会的衰え
サルコペニア(筋力が落ちる)→基礎代謝→消費エネルギーが落ちる→食欲低下、食事量低下→低栄養→体重が落ちる→サルコペニア→・・・→の悪循環になってしまう
この悪循環を止めるには「適度な運動」が一番効果的!!!
田中内科が12月2日、ビオルネ4階に開院します。
補足的な説明として、
・「InBody(体組成計)」を置いており、体組成計で筋力を図るなどにより適切な健康状態のチェックが可能になる。
・栄養状態を管理するという点で管理栄養士が常に常駐している環境を整えている。
まとめと余談
とてもわかりやすくご説明いただきました。枚方市の国民健康保険加入者の医療費の中で生活習慣病の占める割合は約2割、適度な運動をしていくことで予防をしていくことができます。
食習慣、運動習慣には私も心掛けていきたいと思っております。
田中内科には体組成計があるというのはいいですね。
余談ですが、講師を務められた田中祐貴院長とその後のヴィーゴのオープニングイベントでお話させていただいたのですが、世間は狭いと感じさせることがありました。