大阪北部地震から1年。避難とは、避難所に行くだけではありません。
今日で大阪北部地震から1年です。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、まだ復旧していない場所もありますので1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
私個人としては地震発生時から、副議長として、行政と議会で連携をしながら、災害情報の集約や発信、また、復興のための補助制度や市役所の職員の方々に災害対応に専念してもらうために議会日程の調整等を行っていた日々を思い出します。ちょうど6月定例月議会の最中でしたが、職員の方々に議会対応よりも災害対応を優先するために一般質問を中止にしました。その分9月の議会で質問時間を若干上乗せしました。
先日は訓練もありましたし、その訓練のタイミングでも小さい規模ですが地震が起き、昨日も地震が起きましたね。
枚方市の防災訓練の連絡とともに本当の地震も発生。すごいタイミングでの地震。 pic.twitter.com/MyrJjShQvR
— 木村亮太(きむらりょうた)@枚方市議会 (@kimura_ryota) 2019年6月16日
本当にいつ自然災害は起こるかわかりません。日々備えておかなければと思います。
6月16日には大阪北部地震から約1年ということで、枚方市でも大規模な訓練や防災についての講演が開催されました。
講演の内容と市内各地での様子を写真です。
講演の内容:いのちを守る災害時の行動
京都大学 防災研究所
畑山満則氏
日本に住むということは災害と正面から向き合うこと
防災で必要なこと
自然現象を知る
地震はどうやって起きるのか
津波はどういう時に起こるのか
地域を知る
自分が住んでいる地域がどういう特性があるのか。
→枚方市のハザードマップはコチラ
対策を知る
堤防がどのくらいの高さになっているか
食料・水の備蓄はどれくらいあるか
避難所はどこか
自助:自力で助かる
共助:近くの人と協力して助かる
公助:要請に助けてもらう
地域をよく知ることに加えて他地域での事例に学ぶことも重要
避難とは??
避難所に行くこと??→×
災難を避けること、命を守ること→〇
立ち退き避難(避難所に行く)だけではなく、垂直避難(2階に上がる)も避難になる。
平成21年台風9号での佐用町での水害
→避難所への移動中に流された人がいた
水害からの避難
高いところへ行くこと
基本的に洪水は山側から、津波は海側から
3mなってくると2階では厳しい
地震からの避難
上から物が落ちてこない場所へ行くこと
机の下に隠れて足をおさえておく
公園は安全
土砂災害からの避難
急傾斜地から離れる
避難と余裕時間
地震<土砂災害<津波<<洪水
地震から津波はほぼ反射神経で動かないといけない。
洪水は避難まで時間がある。
安全を確保する行動と生き残るための行動は違う行動
安全を確保するため行動は早く逃げること
生き残るための行動は、最後にイチかバチかの行動。
生き残るための行動は必要だが、まずは安全を確保するための行動が大事。
最後に生き残るための行動も知っておくと良い。
防災への意識を向上してもらうには??
防災と祭りを合体させる。
飢饉があったから五穀豊穣の祭りがあって、のような流れなので、祭りから防災につなげる。
市内各地の様子
ニッペパーク岡東中央(岡東中央公園)
各種団体がブース出展しております。
枚方寝屋川消防組合
地震体験ができる車(起震車)
煙体験ハウス
日本ペイントオートモーティブコーティングス
(ニッペパークの名づけ会社)
災害時に毛布代わりにするアルミシートの配布
NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)
枚方市は連携協定しています。
聴覚障がい者のとコミュニケーションアプリの紹介。
こえとら→コチラからDLできます。
多言語音声翻訳アプリの紹介。
Voicetra→コチラからDLできます。
こういうICT技術で課題を解決していくのは素晴らしいですね。
※余談ですが他市の議員を勇退された方からお声がけいただきました。ありがとうございます。活躍を拝見していて勇退されたのも知っていたのですが、政治の業界的には残念なことだと思っています。元の職場に戻るということでなかなか理解のある会社だなと思いました。
枚方市
土のうづくり体験
ビオルネ前・岡本町公園の方
こちらはFMひらかた主催で防災アウェ・フェスという名義で出展されておりました。
住宅用火災警報器のゆるキャラもいました。
一般質問で防災について取り上げます!
枚方市としても6月18日の大阪北部地震、台風21号、24号等の自然災害への対応について明らかになった課題を2019年の1年間かけて修正するというということになっております。修正にあたり、私が気になったこと、市民の方から頂いた意見を踏まえて計画に盛り込んでいただきたいことを提案します。
- 訓練のあり方
- 情報発信のあり方
- 防災教育・若い人たちのかかわり方
- 避難所のあり方
といったことを考えておりますが、こういったことも計画の中に盛り込むべき、という意見がありましたらお気軽にSNS等でもお待ちしております。私の一般質問は1週間後の25日の午後に実施予定です。