中学校給食は全員喫食にするべき?このままの選択制のままでいい? | 前枚方市議会議員 木村亮太
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中学校給食は全員喫食にするべき?このままの選択制のままでいい?

先日開催された各種委員協議会から気になる話題を別記事にしております。インターン生にまとめてもらいました。

 

平成30年9月の文教委員協議会において、中学校給食全員喫食の実施に向けた5つの新しい手法と、4つの比較検討項目についての案を報告します。

検討結果について

手法は5つあり、民間調理場活用方式、中学校向け調理場新設方式、小中親子、食缶・ランチボックス併用方式、第一共同調理場部分改修方式、第一共同調理場最大活用方式です。
最も優れていた手法は5つ目の第一共同調理場最大活用方式でした。

概要

大規模な施設改修を伴わず最低限の機器購入と献立や調理作業の見直しを行い建設当初想定していた6000食を上回る9000食を想定し提供するものです。また、全員喫食に向けて不足となる3000食については、民間調理場を活用することも検討しています。

費用(試算)

  •  初期費用         301,000千円
  •  ランニングコスト(年間) 492,000千円

課題と課題対応について

課題においては調理能力を超えた調理への対応や全員喫食実施には、3000食が不足している現状があります。この課題対応としては調理能力を超えた調理に対応できる献立作成や調理工程の工夫、食数の不足分については民間調理場を活用などです。

今後の取り組みについて

今後、最も優れていた手法について対応策の検討、より詳細な事業費の精査を進めるなかで財源確保という課題も踏まえ教育施策の優先順位も考慮しながら、平成31年度中の計画策定に向けての取り組みを進めます。

 

まとめと木村の考え

全員喫食であるべき、から、選択制のままでいいのではないか、に変わってきております。

私は、以前は「中学校給食を実施するのであれば、選択制ではなく全員喫食でやるべきだ」と主張してきました。理由としては、栄養バランスのとれた食事を全員一緒に食べられる方がいい、選択制だと市が予定している喫食率と実際の喫食率に差が出るなど非効率になる部分がある、からです。

ただし、現在のように喫食率が低く、当初の目標ほどにも達していない現状を見ると、中学校給食に関して、生徒や保護者のニーズは低いのではないかと感じております。2018年12月の喫食率は33%。今年度の喫食率の目標は45%です。

年度ごとの喫食率は以下のようになっております。

1年目(H28):30%

2年目(H29):40%

3年目(H30):45%←今年の目標

 

こういう状況の中6000食→12000食にすることに対して初期費用で約3億、年間の経費を4.9億円プラスしてまでやるべきなのかは慎重派になっております。(現在は年間約3億円の経費です)。仮に全員喫食の12000食になると毎年約7.9億円がかかります。

 

 

  • 全員喫食よりも教育の違う部分に力を入れるべきだ
  • 今の選択制でもっと喫食率が上がるように努力すべきだ(もう少し上がってから全員にするか考えればいい)
  • 喫食率が低くても全員喫食に切り替えるべきだ

など、SNSやメールでご意見いただければ幸いです。

 

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