寒河江市が成果連動型での婚活支援事業
2025/10/05
PFS/SIBの事例ウォッチャーとしてメモ程度にまとめております。
※この事業が開始したのは2023年度のことです。
成果に応じて、委託費用が払われる形式は費用対効果が高まる手法としてありだなと思う一方、一方的な受発注関係だとコストカットの側面にしか機能しないため、成果を上げるために行政と民間が切磋琢磨できるような関係だと望ましいと考えます。
ただ、行政的には成果が上がると費用が上がるので切磋琢磨するインセンティブはないでしょうか。
今年度で終了なのでまた結果は調査していきたいと思います。
山形県寒河江市、日本初の「成果連動型」婚活支援事業を開始
山形県寒河江市(人口約4万人)は、全国で初めてとなる 成果連動型民間委託契約(PFS方式) を導入し、婚活・結婚支援を強化する事業をスタートしました。
PFS方式とは?
PFS(Pay For Success)は、成果指標をあらかじめ設定し、達成度に応じて委託費を増減させる仕組み。民間事業者のノウハウを最大限活かし、成果に対するインセンティブを高めることで、より効果的な支援を実現します。
事業の内容
受託したのは、山形市の結婚相談所 「ピュアナブライズ」。同社は以下の取組みを行います。
- 年12回程度のマッチングイベント
- 年6回程度の婚活セミナー
- 成婚までの伴走支援
市は固定費に加え、成果に応じて委託料を支払います。
成果に応じた報酬体系
- 固定費:約74万円(年間)
- イベント参加者:1人につき5,000円(上限150万円)
- 登録者:1人につき3万円(上限90万円)
- 成婚:1組目4万1,000円から始まり、2組目以降は2,000円ずつ増額(上限210万円)
実施期間
この委託事業は 2025年度まで 続けられます。
2025/10/05