D-biz(大東ビジネス創造センター)に視察に行ってまいりました。
12月3日は他市の議員から教えていただいており、以前から視察に行きたかった大東市のD-biz(大東ビジネス創造センター)に会派の議員とともに視察に行っておりました。
人口減少・地方創生の時代となっておりますが、地方創生のためには、地元での雇用も必要です、そのためには地元企業が活性化、売上を伸ばしていくことも大事です。企業支援の取り組みとして全国的にも注目されているのがこちらの事業です。もともとは静岡県の富士市で始まったF-biz(エフビズ)が元祖と言われております。
D-bizとは行列のできる相談所といわれるF-biz(エフビズ)の大東市版です。
F-biz(エフビズ)とは
中小企業の経営相談や起業支援を目的に富士市が開設した「富士市産業支援センター」の略称。公的産業支援の新しいコンサルティングで実際に約7割が売上増があったという。相談は無料。”行列のできる相談所”として注目を浴び9年間でのべ26,000件を超える相談が寄せられた。その産業支援の取り組みが、f-Biz流支援の無料相談施設として全国自治体の「Bizモデル」「ご当地Biz」として拡大しています。全国で今は20数か所設置されています。
ポイントとしては
- 企業とともに歩む伴走型
- お金を使わず知恵を出してどうやって売り上げを拡充するか
D-biz設置の経過
- 以前はビジネスマッチングなどをやっていた
- 今後はビジネスのコンサルティングが必要だということで士業の方々による相談業務を開始
- 相談件数で伸び悩んでいた時にF-bizの話を聞いた。
- 各地で広げようという流れがあり大東市でも作ることに。
D-bizについて
- 2017年2月に開設
- 関西初の〇biz
- 人員体制
- 常勤のセンター長1人(センター長は広告代理店出身)
- センター長は全国公募(260人から選ばれた)
- 曜日ごとにものづくり、デザイン、IT、クリエイティブなどの専門アドバイザー
- ご利用時間:月~金曜の午前9時~午後5時半
(事前予約で1時間の相談) - 運営費は年間3000万円
- 相談件数H29.2.15~30.3.31
- 相談件数846件
- 相談事業者数173者
- 創業件数5件
地元には〇〇商工会議所という企業の支援を担っていただいている団体が全国の多くの自治体で既に存在しております(大東市も枚方市も)。大東市の場合は商工会議所とD-bizのすみわけについては、売り上げUP・プロモーションなど攻めの相談についてはD-biz、税務・法務相談などの守りの相談については商工会議所というようになっているとのことです。
ちなみに、大阪では前述のとおり、まだ大東市のD-bizしかなく、枚方市の企業で相談に行っているところもあるということです。(市内企業優先ですが、市外企業も相談を受け付けています)
まとめ
D-bizについてはまだ設置したばかりで売り上げの増加まではわからない部分があります。しかし、センター長と話をさせていただきましたが、とてもワクワクするような話が多く、こういう人に相談すると元気が出てくるし、アイデアも出てくるなあと帰りの車で会派の議員と話をしていました。枚方でも同じようなものができると市の企業支援にもつながると思います。枚方市の企業支援、創業支援の取り組みを再度確認するとともに、枚方でもこの方式を実施することが有効なのかどうかについて市の担当と今後打ち合わせをしていきます。
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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)
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未来に責任
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