尼崎学びと育ちシンポジウム第2回に参加(インターン生記事)
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この記事はインターン生による
活動報告です。
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書いております。
ただいま試行中です。
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こんにちは、インターン生の臼井です。
8月23日、関西国際大学尼崎キャンパスにて「学びと育ちのシンポジウム」に参加させていただきました。第2回目となる今回のテーマは「エビデンスに基づいた教育政策を目指して」というものでした。
初めてこのような講演会に参加し、これからの教育に関して様々な研究が進んでいることを知ることができました。今回は特に重視されていた2点をお伝えしようと思います。
まず1点目として、皆さんは「非認知能力」という言葉を知っていますか?
「非認知能力」とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などのことをいいます。今回の研究発表では、3~4歳における教育の「質」によって、その後の将来の非認知能力に差が生じてしまい、その年を過ぎてしまうと、就学前の6歳から学力差が広がっていくというものでした。
じゃあその「非認知能力」を育てるにはどうすればいいのか?
その答えが2点目になります。
研究者の皆さんが大事だとおっしゃっていたこと、それは「乳幼児教育の質の向上」でした。現在日本の政府は、幼稚教育の「無償化」を10月から進めようとしています。しかし、研究者の方々は「無償化」ではなく「義務化」するべきだと主張しており、その理由としては、すべての子供たちに一定水準の教育を施すことで、できるだけ学力の差の広がりを防ぎたいというものでした。幼稚教育は「人格形成と学びの基盤づくり」としてもっと重要視されるべきだということがわかりました。
その他の対策としては、幼い頃から「運動」に取り組むことで心身共に鍛えること、教育関係者だけでなく両親がもっと教育について知っていくこと、結果だけを求める結果主義ではなく、手順を適切に踏んでいくことを重視するプロセス主義の教育を行うことなどが挙げられていました。
以上の2点より、「非認知能力」「幼稚教育の質」の大事さを知っていただけたと思います。僕はこの講演を聞くまで、3~4歳の教育が将来の学力にこんなにも影響するなんて考えたこともなかったのですが、これからの教育への関心が持てる良い機会になりました。
拙文ではございますが、最後までご拝読いただきありがとうございます。