ごみ減量のため、2019年6月から枚方市では月2回古紙の分別回収が始まります。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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ごみ減量のため、2019年6月から枚方市では月2回古紙の分別回収が始まります。

先日開催された建設環境委員協議会から気になる話題を別記事にしております。インターン生にまとめてもらいました。

 

平成31年度6月から、焼却ゴミ量削減に向けた取り組みを強化・充実するため、古紙の行政分別回収を実施します。当初は年度初めからの予定でしたが、契約不調のためスケジュールが少し延期しました。

 

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結構重要な問題です:ごみ減量の話

 

概要

本市では、平成37年度までに約10,000トン、新ごみ処理施設稼働予定の平成35年度までに約8,500トンの焼却ごみ量削減をすることが喫緊の課題となっており、ごみ量削減に向けた取り組みを強化・充実するため、平成31年4月から売払いによる古紙の行政分別回収を実施する準備を進めて参りましたが、契約不調により業者決定に時間を要し、実施時期が6月に変更となったため、広報への掲載や説明会の実施等の市民周知をはじめ、準備を進めております。
実施において、古紙が有価物であることから、持ち去り防止のため「枚方市一般廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」において持ち去り行為を禁止する項目に新たに紙類を追加することになります。

 

内容

  1. 回収品目:新聞紙、段ボール、雑誌・雑がみ等
  2. 排出場所:ゴミ置場(空き缶・びん・ガラス類と同所)
  3. 回収頻度:月2回(空き缶・びん・ガラス類と同日)
  4. 実施手法:売払い契約により回収から処理までを民間事業者が行う

 

実施時期

  • 平成31年 2月~ 市民説明会の実施
  • 3月  3月定例月議会(条例改正案提出)
  • 4月  ごみの分別に関する啓発チラシ等を全戸配布、広報(4月号)掲載
  • 6月  改正条例施行、広報(6月号)掲載
        古紙の行政分別回収実施

 

事業費・財源及びコスト

回収から処理に至るまでの業務を含めた売払い

  • 《歳入》 3,032千円(平成31年度)
    歳入内訳 古紙の売払い料3,032千円(1.3円/kg✕2,333トン)
  • 《事業費》6,707千円(平成30年度)
    支出内訳 啓発チラシ等の作成・配布に係る経費 4,277千円
    ごみ置場用看板の作成に係る経費   2,080千円
    啓発シール作成に係る経費       350千円
  • 《財源》 一般財源  6,707千円

 

 

まとめ

これはごみ減量の取り組みの一つです。

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結構重要な問題です:ごみ減量の話

 

ごみ減量が目標通りにいかない→新しいごみ焼却施設の処理能力的に厳しい→ごみがあふれるかも?→さらなるごみ減量が必要。という流れです。そのため、ごみの中でも割合が多く、再利用可能な紙類については燃えるゴミとして回収するのではなく、別途回収しようというお話です。地域によっては様々なお声があると思います。というのも、市としてはすでに地域で回収した紙を買い取るという事業(※再生資源集団回収報奨金交付制度)をやっており、そのお金が自治会や子ども会の活動費用の一部として貴重な収入源となっているからです。これから実施する方の古紙回収が増えることで自治会や子ども会の収入が減ってしまう可能性もあります。

※再生資源集団回収報償金交付制度について詳しくはコチラ

 

できる限り、自治会単位での集団回収をしていただき、自治会未加入の方や、自治会単位での回収まで家で置いておけないという場合はこの行政での古紙回収をお願いしたいと思います。

この件は自治会が何をどこまでやるべきか、という自治会など地域団体のありかたにも発展してくる可能性がありますね。

 

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