「TOKYO Co-cial IMPACT」スタジオプログラム成果報告会開催【2025年3月19日】
東京都が推進する「TOKYO Co-cial IMPACT」プロジェクトの一環である「スタジオプログラム」の成果報告会が、2025年3月19日(水)13:00~18:00にNEXs Tokyo(新東京ビル4階)にて開催され、私も参加いたしました。
本イベントは、「持続可能性(社会的インパクト)」と「成長(経済的リターン)」の両立を目指す企業の創業を目指す「スタジオプログラム」の採択者が、約5ヶ月間の支援を経てブラッシュアップしたビジネスアイデアの成果を発表する場です。私もスタジオプログラムについては、キックオフイベントから参加し、本日のピッチの壁打ちにも関わってきました。
当日のタイムライン
12:30-13:00:開場
13:00-13:05:オープニング
13:05-13:55:パネルディスカッション① 「『社会的インパクト』と『経済的リターン』の両立を目指す企業の生態系」
起業家を支援する立場から、インパクトスタートアップやゼブラ企業などの類型、それぞれの特徴や経営の考え方、海外の動向などが議論されます.
14:00-14:50:パネルディスカッション② 「介護領域の社会起業家で見る、社会性と経済性の両立する事業の立ち上げ方」
介護業界で実際に起業し、成長を遂げてきた社会起業家たちが、起業背景、顧客や課題の特定、ソリューション、マネタイズまでのプロセスを語ります.
15:00-16:20:採択者による成果報告
社会課題解決をテーマとするビジネスアイデアを持つ6名の採択者が、「スタートアップスタジオ型」の伴走支援による成果を発表します.
16:20-16:55:審査(ライトニングピッチ・休憩)
16:55-17:10:審査結果発表
17:15-18:00:懇親会
成果報告を行う採択者
飯塚秀幸 氏(ANIMANECT):シニアの社会的孤立の解消と犬猫の殺処分低減
小室拓巳 氏(ポチキフ):国内寄付市場の活性化、NPOの活動資金不足の解消
佐々木蓮 氏(Trip Doctor):へき地医療の人手不足解消
那珂慎二 氏(補聴グラス):聴覚障害者の音声理解の課題を根本的に解決し、社会参加を促進
溝口美宝 氏(AdCare):終末期患者の尊厳の保持、医療品質の向上、医療資源の最適化や医療費削減
武田淳宏 氏(Quick):高齢化や人手不足に伴う救急医療現場の圧迫を解消し、持続可能な救急医療をつくる
登壇者一覧
ピッチ登壇者とライトニングピッチ(短いプレゼン)登壇者一覧
どのピッチも社会課題解決にアプローチしたビジネスで、素晴らしいものでした。その中でも武田淳宏 氏のQuickが入賞しました。武田さんは現役の医大生で救急現場に実習に行った時に感じた問題点から起業をしております。救急車の軽傷による出動件数を抑制し、救急現場の負担軽減に資する取り組みです。
目下、自治体との実証実験に向けて詳細の協議をしているところということです。私も引き続きウォッチしていきたいと思います。
余談
会場にはインパクトスタートアップのヘラルボニーのお水とB-corp認証取得しているヴィーガンクッキーが提供されていました。