民間イベントにふるさと納税で資金調達
他市の参考になる事例です。
自治体のお金はどんどん厳しくなってきますので、こういう形でも資金調達に取り組んでいくことは必要ですね。
磐田市の事例:
磐田市は、ふるさと納税を通じて民間のイベントを支援する事業を新年度から開始すると発表しました。この事業では、企業や団体が磐田市内で開催するイベントが支援の対象となります。選ばれたイベントはふるさと納税の対象となり、返礼品を付けて仲介サイトで紹介され、集まったお金は経費を差し引いた後、主催者へ補助金として全額提供されます。また、通常の返礼品に加え、イベントのチケットやグッズも提供可能です。磐田市長は、この取り組みがイベント開催地を探す人々を引きつける力になると述べています。
他市の事例:
海士町:
ふるさと納税制度を活用して、夏祭り「キンニャモニャ」の未来をつなぐプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは地域の伝統行事を支援し、次世代に継承することを目的としています。また、海士町では、キンニャモニャ踊りパレードをメインとする夏祭りの運営費用を支援するための寄付も募っています。
奄美・沖縄:
鹿児島県の6市町村と沖縄県の1町が協力し、GCFプロジェクトで約2,900万円の寄付金を集め、奄美・沖縄の世界自然遺産を保護する取り組みが行われました。
川崎市:市制100周年を記念して花火大会を開催するための支援を募っています。寄付金は花火代や警備費、資材費などの運営費用に充てられます。
滝沢市(岩手県):「チャグチャグ馬コ」という愛馬の無病息災を願う祭りの継承を目的としたプロジェクトで、寄付金は祭りの実施や装束馬の派遣事業、市有馬の維持、出場馬の装束更新などに使用されます。
南相馬市(福島県):国の重要無形民俗文化財である相馬野馬追の緊急支援を目的としたプロジェクトが実施されており、寄付金は祭りの施設の改修や維持に使用されます。