兵庫県小野市の夢と希望の教育を視察 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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兵庫県小野市の夢と希望の教育を視察

河北市議会議長会で兵庫県の小野市に視察に行ってまいりました。

 

河北市議会議長会とは・・北河内7市で構成された市議会、議長の集まりです。私が副議長の時は1泊2日の視察でしたが、それ以降は簡素化され日帰りの視察となりました。

 

4年前の記事はこちらです。

渋谷区の新庁舎整備の取り組みを視察。

 

話の内容をメモ程度にまとめております。

 

川島隆太教授が教育行政顧問。

学力低下の問題
心の教育の必要性

があり、「おの検定」を導入。

脳を鍛えることが大事というので、脳の研究している川島先生に依頼して平成17年10月から就任してもらった。

 

脳科学の理論を活かして教育している。
科学的根拠があるので自信をもってできる。

軸がぶれない教育をしている。

 

難しい問題を解いているときよりも簡単な計算や音読をしているときの方が脳が活性化する。

前頭前野を健康に育てる→「夢と希望をかなえる」

前頭前野を鍛えると、
学ぶ力、ものを覚える力、考える力、我慢する力、頑張る力、コミュニケ0ションする力。他と仲良くする力に影響している。

心の育成にもつながる。

 

おの検定のシステム

テキストを活用して学習

学校「おの検定」受検

市教委採点データ入力、まちがいランキングの作成

学校分析結果を授業でフィードバック

学校・家庭再チャレンジ、市教委放課後等学習支援

いじめはやってはいけないと思っている生徒の比率、自分には良いところがあると思っている生徒の比率も全国平均より高く、心も鍛えられているといえる。

-1歳から15歳までで16か年教育
お腹の中にいるときからのアプローチ

脳が元気に働くために必要なもの
吸い員、食事、コミュニケーション(ほめる9しかる1)
0時までに規則正しく寝ること。

バランスの良い食事の啓発。
小学校はバランスの良い食事の比率が下がってきているが・・・。

川島教授のショートセミナの発信H29から実施

読み聞かせはこころの脳を育む

H16~小中連携教育
H28~小中一貫教育
6・3→4・3・2
河合小中学校区では5・4

 

不登校対策会議、早期発見早期対応

乗り入れ授業
中学校の先生が小学校に行く。
その逆も。

 

勉強ばかりしていたら心が育たないんじゃないか、という声もあったが、
心を鍛えることで頭を鍛えるという方向で。

食べる、寝る、コミュニケーションが大事

川島教授の講演会を年1回、対象者を保護者、教職員など変えながら実施している。

ICTの活用時間が増えると正答率との相関もあるが、長すぎても伸びない。
30分~1時間くらいがベストでは。

問題解決型の学習をした方が正答率との相関関係が高い。
答えのない問題に対して話していくことが正答率につながる。

なので、端末は学級閉鎖などの緊急時以外は常時持ち帰らない。

inputしてコピペではなく、脳をはたらかせる仕掛けを入れる。(整理分析コミュニケーション

まず教育委員会改革。上意下達ではなく、一緒に考える立場で。
1教育委員の学校定例訪問の廃止(教委の権威主義の破壊)
→オープンスクールの時に見に行く
2市の研究指定の廃止(学校の自主性に邪魔)
3学校独自の研究活動のための自由裁量予算の設定(年間50万円)
4教員の定例教育講演会の廃止(必要な時に必要なものを)
5夢と希望の教育推進委員会の設置
6卒業式の告示の廃止(教育委員も来賓から主催側、学校側に)
7冊子小野市の教育→リーフレット夢と希望の教育

 

 

質疑応答

 

校務支援システムの内容は、福祉、人権の部署も確認できる。市民安全部長が警察からの出向。警察OBもいる。

教職員人事について
教職員の転入希望は多い。

 

問題行動があれば警察、福祉。
いじめとか、保護者に早く入る。市長は「先手管理」
重大事案に至るまではほとんどない。

 

不登校率は全国平均よりは少ない。

学力状況調査の心の部分は平均よりも高い。非認知能力。

 

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