枚方市でPFS第2弾。今度は就労支援。 | 前枚方市議会議員 木村亮太
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枚方市でPFS第2弾。今度は就労支援。

以前に、

 

とつぶやいたまま、ブログにはまとめることができていなかった件です。

 

表題の通りですが、枚方市では介護予防事業のPFSに次いで2つ目のPFSです。

 

PFS/SIBをお試しでやって、その後はやらないというような自治体もあろうかと思いますが、枚方市は第1弾を実施中ではあるものの、第2弾を進めようとしているスタンスは素晴らしいですね。職員の方々が頑張って進めてくれています。

 

難しいスキームではあると思いますが、どんどんチャレンジしていってください。

 

PFSとは

(PFS:Pay For Success)成果連動型民間委託契約方式のことで、「行政課題の解決に対応した成果指標を設定し、成果指標値の改善状況に連動して委託費等を支払うことにより、より高い成果の創出に向けたインセンティブを民間事業者に強く働かせることが可能となる、新たな官民連携の手法」です。

事業活動の実施によって予め決めた額の支払いをするのではなく、実施による成果に応じて費用が変更する方式になっています。

 

 

今回の対象の事業

 

  • 生活保護受給者等就労支援事業
  • 生活困窮者就労準備支援事業

こちらの事業に対してPFSのスキームを導入していくということです。

これまでも委託事業として実施してきていましたが、一定の効果はあるものの、就職につ
ながっている事例は少ないということで、これまでの委託事業のスキームではなくより民間のノウハウを活かせるようにPFSを導入します。

2つの支援事業のイメージは以下の通りです。

生活保護受給者等就労支援事業

生活保護法に基づき、主に生活保護を受給している方を対象に、就労意欲の
醸成から、求人情報の提供、履歴書の書き方や、面接の受け方の相談等を行い、総合的に就労に向けた支援を行います。

 

生活困窮者就労準備支援事業

就労準備支援事業では、生活困窮者自立支援法に基づき、生活困窮者等を対象に、就労の前段階として必要な社会的能力の習得、就労体験を通じた訓練、就労に向けた準備としての基礎能力の形成からの支援を行います。

 

 

こちらの生活困窮者就労準備事業については、千葉県佐倉市の過去の取組みも参考にしているとのこと。枚方市は内閣府PFS推進室というところに職員を出向しておりまして、その分いろいろとできていることがあります。

 

 

スケジュール

以下のようになっており、来年度(令和5年度)は準備期間で事業実施自体は令和6年度以降になります。

 

  • 令和4年(2022年)12月
  • 定例月議会にて条例改正案(審査会の設置)及び補正予算案(審査会委員の報酬)を提出予定
  • 令和5年(2023年)
    • 3月第1回審査会開催(公募内容、選定基準等について諮問)
    • 7月 公募
    • 10月 応募事業者の審査、選定審査会から答申
    • 11月 市民福祉委員協議会へ報告
  • 令和6年(2024年) 4月~ 契約開始(令和6~8年度分)

 

 

 

詳細はこちらをご覧ください。枚方市議会のページの中に委員協議会の資料をアップするようになりました。

生活保護受給者等に対する就労支援等における成果連動型民間委託契約方式(PFS)の取り組みについて(PDF形式、656.24KB)

国等関係団体との交流も大事ですね。

 

 

このPFSのような新しいスキームにもどんどん取り組んでいってほしいと思います。

 

 

 

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